私は妻の奴隷です…財力につられ「地主の娘」と結婚した男性の末路…楽しみは夜の生活だけ、毎日監視されている
いつも行動を監視されている
もともとマスダさんも地元の狭いコミュニティで暮らし、それに満足していたもののたまには遠出をしたり、旅行に出かけたりと地元を離れることもあった。 それが今では衣食住に加え、遊びも気晴らしもすべて妻の息のかかったお店や場所ばかりを望まれ、それに逆らえない。これまで何もかもを地元に限定した人生ではなかっただけに妻の”地元依存”に辟易としているいう。 「せめてプライベートは“妻のホーム”を離れたいと思って、車を走らせたこともあります。そうすると連絡が入り『今どこにいるの? 居酒屋○○で飲んでるから来てね』と商工会の青年メンバーから呼びつけられて戻ることもしばしば。新参者なので断れません。断ったことが義両親や妻にバレると『顔に泥を塗られた』『自覚が足りない』と怒りだすので怖くて従うしかないんです」 マスダさんはコロナ禍の間、自分の実家に帰ることすら禁じられ、行動も制限されていたそうだ。妻に愚痴をこぼしても、「仕方がないよ」「皆こんな感じで頑張ってるから」と取り合ってくれない。 「義両親は子どもに関しても、『結婚して1年目で妊娠が理想』とか『跡取りが欲しいから男の子が良いね』と作るタイミングや性別、何人がよいかまで口出しされて…。余計なお世話ですよ。 妻も義両親の言葉に積極的に子作りに励んだり、産み分けゼリーと呼ばれるものに手を出したり。言いなりです。出会った時の妻はもういません」 妻と義両親、さらには地元に完全に取り込まれ、憤懣やるかたない状況のマスダさんは、住まいも仕事も暮らしもすべて義実家に握られている。離婚はしたくても簡単にはできない。 「離婚して自分の地元に帰っても居場所がありません。元彼女との騒動で仲のよかった友人とも関係が切れてしまっているし、今更帰っても誰も相手にしてくれないと思います。転職したくても妻の実家の手伝いをしているだけでなんのキャリアも積んでないので厳しい。 それに義実家からの家や車の援助もすべて妻の名義です。私自身の収入は低いので貯金もできません。逃げ出したくても逃げ出せない」