私は妻の奴隷です…財力につられ「地主の娘」と結婚した男性の末路…楽しみは夜の生活だけ、毎日監視されている
「不自由のない生活」だけれども
義両親はマスダさんの婿入りを希望したが、妻はこれに猛反発し渋々ながら了承した。最終的に折れたものの義父も義母もまったく納得がいってない様子でかなり気まずい空気だったという。 「婿入り騒動もそうですが、婚約した時から義両親は何かと口を出してきますが、私には発言権がない…というより、発言したらすごく睨まれます。面倒を避けるために私も黙るようになりました。 義両親と妻の間でコトが進められて、すべて事後報告です。両親からは『大変だと思うけど、自分の決めた道だから』と言われてますし、こんなことでへこたれてはいけない! と自分を奮い立たせました」 お金につられて妻と結婚。「不自由のない生活ができる」と言われ、優雅な暮らしを想像していたマスダさんだが、現実はそう甘くなかった。 「とにかく義両親から事細かな干渉が入るんです。新居や車に関しても『車は走ればいいね』『若いうちの住まいは贅沢しなくていい』と言われて、あてがわれた車は5ナンバーの中古のファミリーカー。住まいも義実家の敷地内にある古い小さな家です。 これらにかかる費用はすべて義実家持ちで、私たちには一切の負担はないものの想像していた“お金に困らない”とはかけ離れていました。妻も『そのうち土地が空くし、家は建てないでここでいいよね? 』と義両親の肩を持つし。 仕事も妻と義両親の“口出し”で退職して、いまは義実家が経営しているレストランで働いてます」 初めての接客業に慣れず、オペレーションであたふたしていると、客である妻側の人間から「とろい」と罵られ、オーダー確認をしに行くと「そんなにキッチリしなくても知り合いだから大丈夫」と言われ、板挟み状態にとてもやりにくい環境だという。 「気分転換に飲みに行っても、居酒屋は知り合いばかり。うっかり口を滑らせれば絶対に義両親と妻に伝わるので愚痴すらこぼせない。気が休まりませんよ。 同じ狭いコミュニティのなかでも、環境や立場が変わるとまるで天国と地獄のように違うのかと、鬱っぽい症状に悩まされたこともありました。 妻を地元以外のレストランに誘っても『なんで? 地元でいいじゃない。個室使えばいいよ』と言われて即却下。義両親のいいなりで、出会ったころの積極的な妻とはまるで別人です。 話も友人や身内の噂話ばかりで、地元以外に興味もない感じでつまらない。手土産も地元の和菓子屋を使えだの、視野の狭さにうんざりです」