大阪府・吉村知事が定例会見12月22日(全文3)パーティー券買ったかどうかは入札条件ではない
最も発信力が高い知事なので問題提起役として適任だと思うが
横田:いや、最もコロナ対策で評価が高い知事で、全国の知事の中でも最も発信力が高いんで、そういう問題提起をするのには適任、ぴったりだと思うんですが、そういうお考えはないということですか。 吉村:横田さんの質問の趣旨がいまいち分からないんですけども。 横田:いや、すごい期待しての質問なんですが。明らかな。 吉村:横田さんから期待されているとは思いませんけど。 横田:いえいえ。 吉村:沖縄においてこのオミクロン株の対策は、もうこれは本当にデニー知事がリーダーシップを取ってやられることですし、僕自身も今、大阪において初めての市中感染が確認されていますから、なんとか抑え込むというのをしっかりやっていくというのが大阪府知事の責任でもあると思っているので、そこに集中していきたいと思います。沖縄対策はデニー知事と国が協力しながらやっていくと思っています。 横田:あとIR、夢洲の800億円の負担なんですが、カジノの収益は府と市、両方が受けるのに、市だけが負担するというのは、これはおかしいと思われないんでしょうか。そもそもこの800億円も行政が負担すること自体の妥当性についてはどうお考えでしょうか。 吉村:大阪市が土地所有者として、土地所有者の責任の中で改良事業をし、そして責任を持って安全で安心なこの土地の賃貸をするということだと理解しています。
府の仕事の受注業者が維新のパーティー券を購入するのは問題では?
横田:特に問題視していないですか。大阪府と市は一体だということでずっと訴えられてきていますが、大阪市のそういう対応については問題ないと。これはカジノが破綻したらもう税金、市民負担になりますよね。こういうことを本当に放置していいのかという意味なんですが。 吉村:税金、市民負担になるというか、これは、港営会計というのは税を投入する事業ではなくて、その土地、造成するなりして、その賃貸等で賄っていくということになります。要は土地所有者としてしっかりとした土地、地盤をつくるというのは、これは港営会計の基本中の基本なので、何か問題があることではなくて当然のことだというふうに思っています。 横田:すいません、最後に大阪府の仕事を受注している業者、企業が、維新にパーティー券購入とか献金とかをしているのは問題じゃないかという指摘があるんですが、大阪府知事としてこういうギブ・アンド・テークというか。 司会:すいません、明らかに政務だと思うんで、ちょっとこのあとにしていただけますか。 吉村:いや、いいですよ。もう最後でいいですか、それ。 横田:ええ。最後で。 吉村:パーティーに参加されたから何かおかしな癒着があるというものではないと思っています。 横田:仕事を受注していることとパーティー券購入がセットになっている関係が疑われても、それは問題ないということですか。 吉村:いや、セットになってるの意味が分からないです。セットになってませんから。 横田:いや、受注している業者がパーティー券を購入したり献金をしたりすると。大阪府から仕事を受けるにはパーティー券買ったり献金したりすると有利なんじゃないかと、そういう心理が業者側には働きますよね。それは問題ないとご覧になってるかどうかなんですが。 吉村:事業者については基本的に契約する場合は入札を行うということになります。パーティー券を買ったかどうかは入札の条件ではありません。 横田:あ、そういうのは問題にしないと。受注してる業者がパーティー券買ったり献金をしたりするのは問題ないというお考えと理解してよろしいんですか。よろしいんですね。実際そういう例があるんで問題だという人もいらっしゃるもんですから聞いてるんですが。 吉村:大阪府の事業者あるいは府民の方がパーティーに参加するというのは、その事業者の判断だと思いますが、これが何か大阪府において有利に取り図られていることは一切ありません。契約については入札をするということになります。横田さんの思い込みだと思います。 横田:ありがとうございました。