ニコニコ動画を応援するにはいまのうちに「広告ブロック」の対象外に設定すべきかも?
2024年6月8日以降、サイバー攻撃による大規模障害が続く「ニコニコ動画」。サービス停止が長期化する中、停止期間中も楽しめる「ニコニコ動画(Re:仮)」の提供がスタート。2024年6月21日現在は、2009年に投稿された人気動画が楽しめます。 【画像】YouTubeがニコ動の代わりにならない理由があるんですよ! 「ニコニコ動画(Re:仮)」は動作も軽く、広告も表示されず、懐かしい動画も多く好評を博しています。
一方で「ニコニコ動画(Re:仮)」は、縮小営業向けに簡易的に提供されているものであることを忘れてはいけません。ニコニコ動画が本格的に復旧した暁には、ニコニコの有料サービスを積極的に利用するなど応援をぜひしたいですよね。 ニコニコを応援したい方にぜひおすすめしたいのが「ニコニコ動画をいまのうちに広告ブロックの対象外にしておく」ことです。
サイバー攻撃前の2024年5月、ニコニコ動画は「広告ブロックツールによって年間1億円以上の損失が発生している」と発表しています。 動画サイトの広告は「本編前に流れる邪魔なもの」としか考えていないユーザーもいるかもしれませんが、広告ブロックツールの利用は、ニコニコ動画そのものの収益性悪化に加え、クリエイターにも適正に利益が分配されない可能性が生まれてしまいます。 ニコニコ動画を「応援する」ならば、広告ブロックの対象外に設定しない手はないでしょう。そこで今回は、ニコニコ動画を広告ブロックの対象外にする方法をご紹介します。
広告ブロックツールではホワイトリストを設定しない限り、大半の広告がブロックされてしまう
ブラウザ拡張機能などの形で提供されている広告ブロックツールは、一般的に極めて高いブロック性能を備えています。たとえばChrome拡張機能として有名な「AdBlock」を利用すると、ウェブ上のほとんどの広告が一括でブロックされます。 広告ブロックが「一括」で行われることは、大きなポイントの1つです。たとえば「露悪的な広告が多い特定のサイトの広告を非表示にしたい」という目的でAdBlockを導入した場合、広告を表示し続けるホワイトリストを別途で設定しない限りは、他のサイトの広告までほぼ全てが非表示となります。 自分が応援したいサイトが広告収益で成り立っている場合、AdBlockを使うことで「本当は応援したいサイト」なのに「そのサイトの収益に自分は全く寄与しない」という状態が生まれてしまいます。つまり応援したいサイトは広告ブロックの対象から外すことが望ましいでしょう。 特にいま「ニコニコ動画」を応援したい方は、2024年5月にニコニコ公式が発表した声明の通り、広告ブロックの対象外に設定することをおすすめします。その設定はニコニコが本格復旧したら、復旧後のニコニコ動画のパワーになるはずです。