パリ五輪開幕2発の大仕事!! “スパルタ同僚”ホットライン誇ったMF三戸舜介「クロスの前から目が合っていた」
[7.24 パリ五輪グループD第1節 日本5-0パラグアイ ボルドー] 先制点の行方が命運を分ける大会初戦、U-23日本代表のMF三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)が2ゴールの大活躍で勝利を大きく手繰り寄せた。試合後、フラッシュインタビューに応じた22歳は「初戦、しっかり勝ち切ることができて良かった」と笑顔で語った。 【写真】伊東純也がイメチェン「やっぱこうでなくちゃ」「カッコいい」 まずは0-0で迎えた前半19分、左サイドを突破したDF大畑歩夢(浦和)からの折り返しをペナルティエリア左で受け、右足でニアポスト脇に突き刺した。 「自分たちが狙いとしているポケットを取って、大畑選手から折り返しをもらって、トラップした後にフリーだったので時間がありすぎたけど、うまく決めることができて良かった」 その後、日本は相手の一発退場で数的優位に立ったが、そのプレーでMF平河悠が負傷交代を迫られるなどやや落ち着かない展開に。後半の立ち上がりも多くのピンチを作られ、不安な内容が続いていたが、この停滞ムードを断ち切ったのも三戸だった。 後半18分、左サイドの高い位置を取ったFW斉藤光毅(ロンメル)のクロスがゴール前に入ると、フリーになっていた三戸がヘディングで合わせてゴール右隅に流し込んだ。斉藤は昨季、期限付き移籍先のスパルタでプレーしており、同僚ホットラインによる追加点。三戸は「クロスを上げる前から目が合っていたので、ドンピシャのボールが来たのであとは決めるだけだった」と笑顔で好連係を誇った。 その後も日本は攻勢を続け、MF山本理仁(シントトロイデン)のミドルシュートとFW藤尾翔太(町田)の2ゴールにより、5-0で勝利。それでも大勝劇の口火を切った三戸は冷静だった。「(自分のプレーが)できた部分とできなかった部分があった、ボールロストもあったのでそこは次は改善したい」。そう控えめに自己評価しつつ、27日の次戦マリ戦に向けて「まだまだこれからなので次も勝てるようにいい準備をしたい」と気を引き締めていた。