守護神ラヤがPKストップからの圧巻連続セーブ! アーセナルがEL王者アタランタと拮抗のゴールレスドロー【CL】
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節、アタランタvsアーセナルが19日にスタディオ・ディ・ベルガモで行われ、0-0のドローに終わった。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。 【動画】守護神・ラヤが躍動!アタランタvsアーセナル 昨シーズン、クラブ史上初のヨーロッパリーグ制覇を成し遂げたアタランタ。今シーズンはセリエA開幕から2勝2敗と安定感を欠くものの、直近のフィオレンティーナ戦では2度のビハインドを撥ね返して3-2の勝利。良い形でホーム開催のCL初陣を迎えた。そのフィオレンティーナ戦からはベッラノーバに代えてザッパコスタを右ウイングバックに配置した以外、同じメンバーを継続した。 一方、主力数名を欠いた直近のノースロンドン・ダービーを1-0で競り勝って3勝1分けの4戦無敗でプレミアリーグのスタートを切ったアーセナル。今週末には王者マンチェスター・シティとの大一番を控える中、重要なアウェイ3連戦の2試合目で難所ベルガモに乗り込んだ。アルテタ監督はトッテナム戦から先発2人を変更。ジョルジーニョに代えてライス、トロサールに代えてガブリエウ・ジェズスを最前線に配し、ハヴァーツをインサイドハーフに移した。 立ち上がりからハイインテンシティの攻防が繰り広げられる中、序盤はアーセナルがアタランタのマンマークをかいくぐってフィニッシュのシーンを作り出す。 13分にはボックス手前で得たFKの場面でキッカーのサカが枠の左下隅を捉えたシュートでGKカルネセッキにファインセーブを強いると、さらにこぼれに詰めたトーマスがシュートを放つが、これもイタリア代表GKの好守に阻まれた。 一連のピンチを凌いだアタランタは時間の経過と共にアーセナルの攻撃にアジャスト。前から人を掴むアグレッシブな守備でボールの前進を遮断し、中盤や自陣でボールを奪い切る。また、マイボール時も相手のプレスをいなしながら互角以上に渡り合う。 ただ、アーセナルの堅守に対して攻撃面ではなかなか決定機まで持ち込むことはできず、セットプレーやカウンター絡みでチャンスを窺う形となり、前半は明確な決定機を作り出せなかった。 前半序盤はアーセナル、前半半ば以降はアタランタがペースを握った中、試合はゴールレスで後半に突入。後半も堅い展開が続くかに思われたが、開始早々に試合が動く。 48分、相手陣内左サイド深くで仕掛けたエデルソンがボックス内で手を使ったトーマスに引き倒されてPKを獲得。ここでキッカーのレテギが左を狙ってシュートするが、これはGKダビド・ラヤが見事な読みでストップ。さらに、こぼれ球をレテギが頭で押し込みにかかるが、このシュートもラヤが驚異的なリカバリーから左手ではじき出した。 ラヤの圧巻の連続セーブによって試合の均衡が保たれ、徐々に試合が膠着する。これを受けて、両ベンチが動きを見せる。アーセナルはジェズス、トーマスを下げてトロサール、ジョルジーニョを投入し、[4-4-2]の形に布陣を変更。さらに、70分過ぎにはサカとティンバーに代えてスターリング、カラフィオーリをピッチに送り込む。 これに対してアタランタはデ・ケテラエル、ザッパコスタ、レテギを下げてクアドラード、ベッラノーバ、ザニオーロを投入した。 一連の交代によって少しずつ動きが出始めると、74分にはクアドラードのミドルシュート、直後にはボックス右に抜け出したマルティネッリのシュートと互いに久々の決定機を作り出す。 後半終盤はよりオープンな展開が期待されたものの、睨み合いの構図は変わらぬまま試合は0-0のスコアでタイムアップを迎えた。この結果、注目の強豪対決はアーセナル守護神の活躍もあって痛み分けのドロー決着となった。 アタランタ 0-0 アーセナル
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