【ソフトバンク】近藤健介ら要望の防球ネット設置を決定 ファンからは「臨場感消滅」の声も
ソフトバンクは9日、本拠地・みずほペイペイドームのコカ・コーラシートに「防球ネット」を設置することを決めた。 球団は「野球興行において、ご入場されるお客様にこれまで以上に安心安全に試合を観戦いただくとともに、選手に対して全力でプレーができる環境づくりを目指して、2025年シーズンのオープン戦よりコカ・コーラシートに防球ネットを設置することをお知らせします」と発表。コカ・コーラシートを巡っては、選手らから不慮の事故による精神面の影響などを指摘する声がかねてあり、エキサイティングな野球観戦と安全面のバランスを事業部などが中心となって検討を進めていた。 観戦者や球場スタッフへの打球直撃を防ぐため、一塁側、三塁側それぞれに高さ2・5メートルの防球ネットを新たに設置する。球団は「福岡ソフトバンクホークスでは、今後も多くのお客様がより安心安全に試合観戦ができる環境を目指してまいります」とした。 昨年末にかけて行われた契約更改交渉の席では、近藤健介外野手(31)も「当たっているのを何回も見てますし、僕らも当ててしまうのはやっぱりイヤ。そこは子どもたちもいたりする。臨場感がなくなるかもしれないですが、安全面も考えてほしい」と球団側に改善を懇願し、現場の声が即座に反映された形となった。 この対応にネットなどでファンからは「要望からの反映がとても早くて助かる」といった声が上がる一方で「臨場感消滅」といった意見も聞かれた。
東スポWEB