人気再燃!たぬきケーキ 「絶滅危惧種」から一転…「レトロブーム」追い風に バタークリームがファン魅了 「年配の人には懐かしく、若い人には新しい」
佐久市臼田で60年続く和洋菓子店「明正堂」。
こちらのたぬきケーキは多くの人に愛されてほしいと「たぬみちゃん」と名付けて、2年前から販売しています。 作っているのは店の代表・田中裕二さん。
バタークリームは幅広い世代に合うよう口溶けを滑らかにし、甘すぎないようにしています。 これをカップケーキの中と上にたっぷりと。チョコレートでコーティングして、目やリボンをつけると、「たぬみちゃん」の完成です。
記者がいただく―。 (記者リポート) 「バターの塩味とチョコレートがマッチしていてとてもおいしいです。口どけがなめらかなのでフォークが止まらなくなります」
実はこちらのケーキは復刻版。父・善助さんが作っていた「たぬきケーキ」を40年ぶりに復活させました。 明正堂・田中裕二代表: 「『かつて若い人』には懐かしくて、『今若い人』には新しいという感覚を伝えていけたら」 表情も工夫しています。 明正堂・田中裕二代表:: 「ケースに並べてみて、ただ見ているよりもあっち向いたり、こっち向いたり、愛嬌のある方がよりかわいいのではないかと」 客: 「かわいいですね、ほんとに。愛嬌がありますよね」 この日、作った「たぬみちゃん」は20個ほど。午後4時には完売しました。 明正堂・田中裕二代表: 「昔を懐かしんで年配の方や中高年にも食べていただきたい。若い年代の方にも食べていただいて、将来的に懐かしくなれるお菓子があってもいいんじゃないか」
懐かしさとかわいさで再び人気のたぬきケーキ。県内の店でもファンに支えらえ、しっかり「生息」しています。
長野放送