専門家オススメ「保険の見直し方」。「別の保険に入り直すときに注意すべきは何より<手順>。絶対にしてはいけないのは…」
◆見直しの方法(2)増額/減額/変換 いまより保障を増やしたいときは、増額ができます。増額が必要なケースとしては、子どもが大学に入るので、その間だけ定期保険を増やしたいなどが考えられます。 ただし、増額の場合は、告知や診査が必要になります。保険料はその時点での年齢で計算されます。 逆に、減額も可能です。子どもが大学を卒業した、団体信用生命保険に加入したので保障がダブる。こんなときは死亡保障の減額を検討してもいいでしょう。 減額する場合は、告知や診査は必要ありません。保険料は少し安くなります。解約返戻金のある保険なら、一部を受け取れます。
◆契約の途中で保険の種類を変えることも また、契約の途中で、保険の種類を変えることもできます。これを変換(コンバージョン)と言います。 たとえば、収入保障保険を定期保険や終身保険に変えられます。 収入保障保険は時間の経過とともに保険金の総額が減っていき、子育て家庭にはピッタリです。 しかし、余命一年などと宣告されたら、保険金が減り続けるのは困ります。そこで、定期保険に変換するのです。 ただ、すべての保険が変換できるわけではありません。加入している保険会社に確認をしてください。 ※本稿は、『1日1分読むだけで身につく保険の選び方大全100』(自由国民社)の一部を再編集したものです。
長尾義弘
【関連記事】
- マイホームの次に高い買い物と言われる「保険」。世帯平均は年間約37万円にも!専門家「よく見る<保険の無料相談>の裏側、実は…」
- <掛け捨ての保険はソン!><お金が戻ってくるほうがトク!>って本当?専門家「保険で得をしたいとの考えがズレていて、むしろ…」
- 営業員の『保険を見直しませんか?』の勧めは99%ソンする?「見かけが安くなっても実は…」専門家が<保険の転換の落とし穴>を解説
- 老後のひとり暮らしに立ちはだかる<5つの壁>とは。自由なおひとりさま生活が抱える「心と体」両面のリスクを考える【2024年上半期BEST】
- <扶養の壁103万円>を越えたら控除を受けられない?でも18年の改正で実は…専門家が所得税と配偶者控除の仕組みを解説!