【全日本総合バドミントン2024】仁平菜月が決勝進出。「ここまできたら気持ち。決勝は駆け引きを楽しみながらプレーしたい」
第78回全日本総合バドミントン選手権5日目の29日、女子シングルス準決勝で明地陽菜(再春館製薬所)に2-1で勝利した仁平菜月(ヨネックス)と明地陽菜のコメントを紹介する。 【トーナメント表】全日本総合バドミントン2024女子シングルス 仁平菜月 (2-0の)ストレートで取れればよかったんですが、逆転して勝ちが見えてきたところから点数を欲しがってしまいました。ファイナルゲームは、体力的にはきつくても、ここで負けるといつもの自分だな、それだとなんの成長もないなと思い、踏ん張ることができました。 総合はいつもベスト4かエイト止まりで、決勝は初めて。相手は上からのショットがよく、タッチが速くて、こっちの好きなようにやらせてくれません。海外では負けていますが、ここまできたら実力より気持ちだと思うので、駆け引きを楽しみながらプレーしたいと思います。 明地陽菜 仁平選手と戦うのは初めて。1ゲーム目の出だしは、どう対策していいかわからない状況でした。仁平選手はスピードが速くて、自分の打つタイミングが遅れてしまうと、全部上で取られてしまうことが多かった。遅れたときはできるだけ準備を早くというのを意識して、1ゲーム目の後半はできましたが、終盤になった場面では自分が先にミスすることが多かったと思います。 本当は山口(茜)選手とベスト4決めで当たる予定だったんですけど、山口選手が棄権をして、自分にも優勝ができるチャンス、確率は上がりました。そのなかで優勝をめざしましたが、最後は仁平選手のほうが気持ちの部分で強かったし、自分の足が出ない状況が多かったと思います。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部、楊順行、吉井信行