いつも遊びに来る野良猫がケガ→治療するもひどく威嚇され…… 「嫌われた」と思った翌日の光景に「涙が出ました」
ケガの治療と去勢を終えた野良猫ちゃんをリリースしたら……。投稿者さんと猫ちゃんの絆を感じる動画がYouTubeに投稿され、「涙が出ました」「心を開いてくれているように感じます」と反響が寄せられています。再生数は158万回を突破、2万2000件の高評価を獲得。 【画像】翌日の光景
野良猫ちゃんとの出会い
動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「たつおと海子 Tatsuo&Umiko」さんです。2023年の夏、千葉の古民家に移住してきた投稿者さん夫妻。すると数カ月後、1匹の野良猫ちゃん(男の子)が庭に遊びに来るようになりました。猫ちゃんの警戒心はかなり強めでしたが、投稿者さん夫妻はごはんや水をあげてお世話をするように。さらにYouTube上で名前を募集し、その猫ちゃんを「チャイ」くんと名付けました。
チャイくんとの距離を縮めていく
その後も投稿者さん夫妻は、チャイくんが寒さをしのぐための専用ハウスを作ったり、自分たちが旅行でいないときにもごはんを食べられるように自動給餌器を設置するなど、チャイくんが過ごしやすいようにさまざまな工夫を施します。そうして距離を少しずつ縮めていくこと5カ月。チャイくんは、家のドアを開けるとやっと中に入ってくるようになったのです。そして投稿者さん夫妻は、このころからチャイくんの去勢手術(※TNR)を考え始めます。 ※TNR……Trap・Neuter・Return(トラップ・ニューター・リターン)を略した言葉。捕獲器などで野良猫を捕獲(Trap)し、避妊・去勢手術(Neuter)を行い、元の場所に戻す(Return)こと 最初は去勢を反対していたという投稿者さん夫妻。しかし野良猫ちゃんについて調べたり、県の愛護センターに相談しているうちに、人間にペットとして飼われていた動物が捨てられ繁殖し、事故や殺処分で多くの命が失われている現実を知り、考えが変わったとのこと。 5カ月前は「チャイくんがかわいいから」という理由で始めたエサやりでしたが、投稿者さん夫妻は自らチャイくんに関わった以上、チャイくんが不幸な命を増やさないようにする責任を感じ始めたといいます。投稿者さん夫妻は旅行することが多く、またチャイくんの警戒心がかなり高いため、すぐに保護することは難しいものの、まずは去勢するための準備を進めていくことにしました。