國井勇輝、優勝「問題を改善し、自信を持って走った」/2024全日本ロード第6戦オートポリス ST1000レース2
9月8日、2024年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦スーパーバイクレース in 九州のST1000クラス レース2が大分県のオートポリスで行われ、國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.)が優勝を飾った。2位は羽田太河(Astemo HondaDream SI Racingは)、3位は國峰啄磨(TOHO Racing)となっている。 【写真】國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.)/2024全日本ロード第6戦オートポリス ST1000 全日本ロードレース第6戦オートポリスのST1000クラスのレース2は國井勇輝が優勝を飾った。 昨日のレース1よりも2周多い14周という周回数が設定されたレース2。真っ先に1コーナーに飛び込んだのは國井。そのインをついて首位浮上は羽田。羽田、國井に岩戸亮介(Kawasaki Plaza Racing Team)が続いて3台で接近戦を開始。 ここに豊島怜(DOGFIGHTRACING JDS)、國峰が加わり5台の首位集団が形成される。 2周目に國井が首位奪回。6周目に羽田が首位浮上。背後では豊島が転倒を喫す。そして、7周目には國井が再び首位奪回と激しい展開。 レース終盤は國井と羽田の一騎打ち。國峰は単独3番手、岩戸は単独4番手で周回を開始する。 最終ラップ。前を行く國井の隙をねらう羽田。しかし届かず。國井が今季3勝目を獲得。羽田は2位表彰台を獲得。國峰がダブル表彰台獲得となる単独3位でチェッカーを受けた。 ■國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.)決勝レース2:優勝 「昨日のレース1は、金曜日から抱えてきた問題がはっきりと出てしまい、集団に付いて行くのでいっぱいいっぱいでした。レース後にチームとミーティングをして、作戦を練って今日を迎えました。朝のウオームアップ走行でいい感触があったので、今日はレースを引っ張ろうと自信を持って走り出し、それがいい結果につながりました」 「羽田選手は海外を戦ってきてバトルにも慣れているので、手強い相手が来たなと思っています。ただ、レース1のラップタイム見ても特別速いペースだった訳ではないので、今日は自分の方がペースはあると思っていました。レース2は、もし前に出られても抜き返していこうと思っていたから、優勝できてうれしいです」 ■羽田太河(AstemoHondaDreamSIRacing)決勝レース2:2位 「昨日とは展開が違って、國井選手が速かったので仕掛けられずに終わってしまいました。速いところ遅いところが違っていて、自分は前半で詰めても、後半で離されていました」 「最後に第2ヘアピンで仕掛けようと思ったのですが、イエローフラッグが出ていたのでそれで終わってしまいました。マシンは制御を何も使っていない状態で挑んだので、最初から最後まできつかったです」 ■國峰啄磨(TOHO Racing)決勝レース2:3位 「昨日同様に序盤に出遅れてしまいました。國井選手がトップに立ったらプッシュするだろうと思ったので、そのタイミングで後ろに付きたかったのですが、國井選手と羽田選手が速く、詰め切れずに等間隔をキープする形になりました。気持ち的にもきつかったです。昨日とフィーリングが変わっていて苦労したのですが、それはみんな同じなので言い訳です。完敗でした」 [オートスポーツweb 2024年09月08日]