角田裕毅、序盤3番手走行も赤旗が不利に働き7位「走りには満足。結果に複雑な思いだが、入賞できたことは嬉しい」
2024年F1サンパウロGP(ブラジルGP)で、RBの角田裕毅は予選3番手/決勝7位という結果だった。 【写真】2024年F1第21戦サンパウロGP 予選PPのランド・ノリス(マクラーレン)と2番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手の角田裕毅(RB) 午前の雨の予選で自己最高位の予選3番手を獲得。決勝では3番グリッドからスタート、ファーストスティントの終盤まで3番手を維持した。27周目にエステバン・オコン(アルピーヌ)に抜かれた後、28周目にタイヤ交換を行い、6番手でコースに復帰。しかし30周目にセーフティカーが出動した後、32周目にはフランコ・コラピント(ウイリアムズ)のクラッシュにより、赤旗が出た。これにより、タイヤ交換を行わずに上位を走行していたマシンがポジションを失うことなくタイヤを交換することができ、角田はレース後半を6番手からスタートすることになった。 34周目に8番手に落ちたものの、背後のルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑え切り、8位でフィニッシュ。前を走行していたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が10秒のタイムペナルティを受けたことで、角田は7位となった。 なお、スタートやり直しの手順のなかで、グリッドを離れることが禁じられているタイミングで角田ら数人がグリッドから離れたことが審議対象になっていたが、スチュワードは、角田に関しては、前のランド・ノリス(マクラーレン)が動いたことに反応したものであるとして、ペナルティを科さないことを決めた。 コンストラクターズ選手権では、アルピーヌがダブル表彰台で35ポイントを稼いでランキング5位に浮上。RBは合計8ポイントを獲得したものの、ランキング8位に沈む結果となった。 ■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム) 予選 3番手(Q1=5番手1分29秒172:ウエットタイヤ/Q2=10番手1分26秒464:インターミディエイトタイヤ/Q3=3番手1分24秒111:インターミディエイトタイヤ) 決勝=7位(69周/69周) 3番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ウエット→インターミディエイト 今朝は自己ベストの予選結果を出すことができました。レースを3番手からスタートすることができてとてもうれしかったです。 全体的にチームは素晴らしい仕事をしてくれました。昨日、スプリントの後にマシンに多くの変更を加え、コンディションが異なっていたので、本当の意味での比較は難しいですが、状況を好転させることができました。 午後のレースについては、スタートとファーストスティントはうまくいきましたし、自分のドライビングにとても満足しています。でも残念ながらいくつかのことが僕たちの不利に働きました。 レース中の赤旗が僕たちにとっては悪いタイミングで出され、アルピーヌ2台が大量のポイントを獲得しました。コンストラクターズ選手権における僕たちのポジションにとって、これは痛手になりました。 記録上のリザルトにおいて報酬が得られず、複雑な気持ちですが、またポイントを獲得することができてうれしいです。 今週末にはポジティブな要素がたくさんありました。シーズン最後の3回のレースウイークエンドでも、引き続きプッシュしていきます。 [オートスポーツweb 2024年11月04日]