【A組】米国は若手マイナーリーガー中心 MLB90勝44歳ベテラン左腕も選出…プレミア12ライバル分析
「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」はすでに開幕し、日本代表は13日のオーストラリア戦(バンテリンD)で初戦を迎える。今大会は昨年3月のWBCとは異なってメジャーリーガーの招集が事実上不可能。各国は“最強メンバー”の編成が厳しい中で、各国内リーグ所属の実力者や若手有望株、実績あるベテラン選手らが名を連ね、世界一を目指す。各国の注目選手を紹介する。 * * * A組には昨年のWBCで侍ジャパンを苦しめた準決勝で対戦のメキシコ、決勝で対戦した米国など強国がそろうが、メンバーはWBCとは大きく入れ替わっている。 米国は若手マイナーリーガーが中心だが、目を引くのはR・ヒル投手(44)。これまでRソックス、ドジャースなど13チームで通算90勝の超ベテラン左腕で9月に自由契約になったため選出された。S・パットン投手(36)は、17~20年にDeNAで通算219登板。C・ウィリアムズ内野手(21)は21年ドラフト1巡目(全体28位)でMLB公式サイトのプロスペクトランキング4位に入る有望株だ。 メキシコの注目は16年にブルワーズで41発を放って本塁打王になったC・カーター内野手(37)。F・サラス投手(39)は、メジャー通算496登板で、21年東京五輪にも出場。ベネズエラには昨季から巨人に所属したY・メンデス投手(29)が入り、J・アルバレス投手(35)は、22年までにメジャー通算447登板だ。プエルトリコのD・ロドリゲス投手(32)は通算打率2割9分6厘、311本塁打でゴールドグラブ賞13度の名捕手イバン・ロドリゲス氏を父に持つ。 オランダは欧州各国のリーグでプレーする選手も多いが、MLB通算174発のJ・スクープ内野手(33)らMLB経験者もおり、パナマはマイナーリーガーが中心で、巨人のA・バルドナード投手(31)も入った。
報知新聞社