W杯日本代表が帰国会見(全文3完)ベルギー戦「まさかあのシナリオは……」
W杯総括はできない。最後46日間だけいさせてもらった
西野:自分のキャリアはユース、U-20の監督をやり、オリンピックの監督も経験させてもらい、そして長くJリーグ、16シーズン続けてやってきましたし、その上でサッカー協会から技術委員長ということで2年、そしてワールドカップの直前に監督ということで、自分とすれば全てのカテゴリー、クラブで経験させてもらいました。本当に大きな最後はミッションだったと思いますけれども、7月末で契約満了という中では精いっぱい仕事をさせてもらいますけれども、ワールドカップを総括するということには自分の中ではいかないです。これはもちろん4年掛けてきた長谷部以下みんな、選手たちが切磋琢磨してロシアを目指した、そのアプローチに自分が最後46日間だけ一緒にいさせてもらったっていう中で振り返ることは全てはできないんですけれども。 本当に現場の選手たちの思いというのは想像以上に強く、そういう選手たちのリーダーとして長谷部が、心の内を前日に長谷部は夜中に来て代表引退ということを自分に伝えてくれたんですけども、心の内はもちろん「えっ」ていう感じ、「まだだろっ」ていう感じはもちろんありますけれども、これも想像以上の長谷部の気持ちがある、そこも計り知れないところがありますし、長谷部が決断したことなので、これは間違いないことで尊重したいと思ってましたし、そういうリーダーに導かれた代表チームの力っていうのも、これは本当に計り知れないと思います。 次代のリーダーがどういう形になるのか。これは本当に大変なポジションだと思いますし、そういう選手が、長谷部を超えるようなリーダーシップを持った選手が立たないといけないっていう部分も強く感じますし。本当にチームはそういうリーダーに支えられ、たくさんのスタッフに支えられてできているっていうことも感じました。本当に大切さを感じましたし、ありがたく思っています。 根底にあるのはやはり、国民のやっぱりサッカーに対する関心、興味っていうものがもっともっと増えていく活動を代表チームは絶対にしなければいけないと強く感じていますし、間違いなく未来はアンダーカテゴリーも含めて代表チーム、素晴らしい世界での活動があると思いますので、皆さんもたくさん応援してあげてほしいなと思います。本当にありがとうございました。 司会:それではこれで記者会見を終わらせていただきます。ご出席いただきましてありがとうございました。 田嶋:ありがとうございました。 <完>