おばさん2人でクリスマスの東京ディズニーシーへ!水上のサンタに会える!シックなカウンターでオリジナルカクテルも…
世間から「大丈夫?」と思われがちな生涯独身、フリーランス、40代の小林久乃さんが綴る“雑”で“脱力”系のゆるーいエッセイ。「人生、少しでもサボりたい」と常々考える小林さんの体験談の数々は、読んでいるうちに心も気持ちも軽くなるかもしれません。第40回は「クリスマスの東京ディズニーシー:夢の国で目をハートにする!3」です。 【写真】こんなところにも、クリスマス! * * * * * * * ◆水上でサンタクロースに会う 東京ディズニーランドから続く、クリスマスイベントで大はしゃぎの私こと小林久乃と『婦人公論.jp』編集長のオバ旅。午後は場所を東京ディズニーシーへ移動です。 「うわ~、吊り革もミッキーマウスなんだね」 移動のディズニーリゾートラインも初めての編集長。東京ディズニーシーも「前に来た記憶がない」ほど久々のようで、今日がパークデビューみたいなものです。相変わらず撮影の手が止まりません。 そんな私たちがまず向かったのはミッキーの元……ではなく、『ドックサイドステージ』前の『ポップコーンワゴン』。さっき食べたばかりですが、おばさんの胃は燃費が良いのです。購入したのはガーリックシュリンプ味で、400円。これがいい塩味の塩梅と、ニンニクの香りがマッチして、手が止まらなくなりました。この味、コンビニで売ってくれないだろうか。 小腹を満たした後は、やはり永遠のエンターテイナーに挨拶をせねばと『メディテレーニアンハーバー』の『ディズニー・クリスマス・グリーティング』。ミッキー&ミニー、ドナルド&デイジー、ダッフィー&シェリーメイの6人に加えて、サンタクロースが船に乗って登場! サンタの姿を見ると、クリスマス感が一気に加速するのは私だけでしょうか。欲しいものをお願いしないと……。
◆ダッフィーには会っておく さて散策は続きます。 ここで気づいたのは東京ディズニーランドに比べると、こちらの方が圧倒的におばさんの入園率が高いことです。あくまで目算ですが3人組のご婦人方が多かったような。そう言えば東京ディズニーシーのコンセプトに「大人のディズニー」があったような記憶があります。言われてみれば園内、ディテールのひとつひとつが落ち着いているような……。 と、しみじみしたところで我々が向かったのは東京ディズニーシーが生んだ、ビッグスター・ダッフィーのいる『ケープコッド』へ。“ここでしか会えない”キャラクターのダッフィーと、一緒に写真が撮影できる『“サルードス・アミーゴス!”グリーティングドック』があるのです。記念写真、残したいじゃないですか。 パークの回り方として個人的に提案したいのが「何かひとつ目標を決めて、それをクリアする」。アトラクションに乗る、何かを買う、キャラクターと写真を撮る。この目標を達成すると充足感が増すと思うのです。ここは魅惑的な誘惑が波のように押し寄せてくるテーマパーク。あれもこれもと欲張っても、なかなかクリアできないので、何か一つを掲げてみるのはいかがでしょうか。 さてダッフィー。ミッキーのように溌剌とした雰囲気もいいけれど、見た目もトークもほんわかしたダッフィーもいいんですよね。『アーント・ペグス・ヴィレッジストア』に編集長とも立ち寄りましたが、二人ともぬいぐるみの棚をじっと眺めてしまうほど、彼が心に棲みついたようです。疲れているんでしょうか。