プロ野球 DeNAが26年ぶりの日本一 ~下剋上を果たした日本シリーズ~
■第6戦 DeNAが26年ぶりの日本一 “下剋上”を果たす
雨天のため順延されたSMBC日本シリーズ2024第6戦は、11月3日横浜スタジアムで行われた。 日本一に王手をかけたDeNAは大貫投手が先発。 一方、もう負けが許されないソフトバンクは有原投手が先発。 1回表、ソフトバンクは今宮選手がツーベースヒットで出塁するも、得点を奪うことができず、日本シリーズのワースト記録を更新する27イニング連続無得点となった。 対するDeNAは2回裏、筒香選手が低めのチェンジアップを捉えて、先制のソロホームランを放った。 さらに、2アウト2塁3塁のチャンスで桑原選手のタイムリーヒットで2点を追加、3回裏にも 押し出しのフォアボールで4対0とした。 このままでは終われないソフトバンクは、4回表に先頭打者の今宮選手がヒットで出塁。 続く柳田選手がストレートを捉えて、センターバックスクリーンへ飛び込むツーランホームランを打ち、2点を返した。 ソフトバンクは30イニングぶりの得点となった。 しかし、DeNA打線がさらにリードを広げる。 5回裏、この回からマウンドに上がったスチュワート投手から1アウト満塁のチャンスを作る。 好調の桑原選手が押し出しのフォアボールで1点をもぎ取ると、梶原選手がタイムリーヒット、オースティン選手が押し出しのデッドボール、さらに筒香選手が走者一掃のタイムリーツーベースヒットで6点を追加。 まだまだ打線は止まらず、宮崎選手にもタイムリーツーベースが出て、この回打者一巡の攻撃で7点を挙げ、11対2と一気にソフトバンクを突き放した。 試合は11対2の最終回に進み、9回表のマウンドにはDeNAの守護神・森原康平投手がマウンドにあがる。 危なげなくツーアウトまで漕ぎ付けると、この試合ホームランを打っている柳田選手を迎える。 カウント1ボール2ストライクから森原投手がフォークボールで柳田投手を空振り三振に打ち取り、11対2で試合終了。 DeNAが対戦成績4勝2敗で、前身の大洋、横浜時代を含めて3回目26年ぶりの日本一に輝いた。 リーグ戦3位のチームが日本一に輝いたのは、2010年のロッテ以来に次いで2回目で、14年ぶりの下剋上を果たした。 試合終了後、三浦大輔監督が胴上げで横浜の夜空を5度舞った。 日本シリーズMVPには打率.444、シリーズ新記録の5試合連続打点をあげた桑原将志選手が選ばれた。 ※宮崎敏郎選手の「崎」は、正式には「立つ崎(たつさき)」
テレビ朝日