プロ野球 DeNAが26年ぶりの日本一 ~下剋上を果たした日本シリーズ~
■第4戦 首位打者獲得の助っ人が先制弾 DeNAが連勝
10月30日、SMBC日本シリーズ2024第4戦が行われた。 前日、日本シリーズの連勝記録がストップしたソフトバンクは石川柊太投手が先発。 対する前日に初勝利をあげたDeNAは、助っ人外国人のケイ投手が先発。 両先発が好投し、3回までスコアボードに0が並ぶ。 試合が動いたのは4回表、1アウトランナーなしの場面で今季首位打者を獲得したDeNAの4番・オースティン選手が、甘く入ったストレートを捉える。 打球はライトホームランテラスに飛び込み、先制のソロホームランとなった。 援護点を貰ったDeNAの先発・ケイ投手は、強力ソフトバンク打線を7回4安打7奪三振無失点と封じる。 0対1で迎えた7回表、DeNAの先頭打者・宮崎敏郎選手がソロホームランを放つと、桑原選手やオースティン選手のタイムリーヒットも飛び出し、0対5とリードを広げた。 その後、DeNAは8回裏に坂本裕哉投手、9回裏にウェンデルケン投手がリリーフし、ソフトバンクに得点を与えず、0対5でDeNAが勝利した。 これで対戦成績を2勝2敗の五分となった。
■第5戦 帰ってきた男が先制打、完封リレーでDeNAが王手
10月31日、みずほPayPayドームでSMBC日本シリーズ2024第5戦が行われた。 前日、完封リレーで敗戦したソフトバンクは大関友久投手が先発。 一方、2連勝して対戦成績を五分にしたDeNAはジャクソン投手が先発。 0対0で迎えた3回表、2アウト1塁2塁でDeNAの筒香選手が大関投手のフォークをすくい上げて、タイムリーヒットを放ち、DeNAが3試合連続で先制する。 続く4回表に、この回からマウンドに上がった前田純投手に対して、内野安打でノーアウト1塁2塁のチャンスを作る。 このチャンスの場面で打席に入った牧選手が、レフトスタンドに吸い込まれる3ランホームランを打ち、追加点を奪う。 この日本シリーズで調子が上がらなかった牧選手に待望の一発が出た。 投げては中4日で先発のマウンドに上がったジャクソン投手が、ソフトバンク打線を7回3安打無失点でシャットアウト。 DeNAは9回表、押し出しのデッドボールと梶原選手のタイムリーヒットで3点を追加した。 0対7で迎えた9回裏、DeNAの中川颯投手が三者凡退で抑え、DeNAが勝利した。 これで対戦成績が3勝2敗でDeNAが日本一に王手をかけた。 勝ったDeNAは、先発全員安打、2試合連続の完封リレーと投打がかみ合った。 敗れたソフトバンクは26イニング連続無得点となった。