ピケが語る恩師グアルディオラのすごさ…「彼はモチベーターとして敵なし。メッセージを伝える力で同じ成果を引き出し続ける」
元スペイン代表DFジェラール・ピケ氏が、ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いたバルセロナを述懐している。 グアルディオラ監督が指揮を執ったバルセロナは、2008-09シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)、ラ・リーガ、コパ・デル・レイの三冠達成をはじめとして、2008年から20012年までの4年間でラ・リーガ3回、CL2回の優勝含め合計14タイトルを獲得。中心メンバーだったピケ氏は、選手としてのキャリアの中でも特別な時期を過ごしたと振り返る。 ピケ氏はイタリア『コリエレ·デッロ·スポルト』とのインタビューで、次のように語った。 「あのチームには素晴らしい才能が揃っていた。しかしすごかったのは、そんな才能とペップとのコンビネーションだったと思う。僕たちは同じ時期にバルサのトップチーム入りを果たした。僕が選手、彼が監督としてね(※ピケは2009年夏にマンチェスター・ユナイテッドからバルセロナに出戻った)」 「あのチームにはメッシ、チャビ、イニエスタ、プジョール、ブスケツと、ラ・マシア(バルセロナ下部組織)の子供たちがいた。僕たちは旧知の仲で、理解し合えるのは当然のことだった。ペップのプレーモデルに従うのは簡単だったよ」 世界最高の戦術家と評判高いグアルディオラ監督だが、ピケ氏は同指揮官の最も優れている部分として、モチベート力を挙げている。 「彼の戦術や戦略のレベルは凄まじい。試合展開を読んで、どういったことが起こるのかを予言できる。カウンターや守備をするために必要な材料をすべて与えてくれる」 「そして、モチベーターとしてメッセージを伝える力については……敵なしだ。彼は何年にもわたって、グループの集中を保ち続けることに成功した。あれだけのクオリティーを備え、あれだけのタイトルを獲得したグループから、同じ成果を引き出し続けるのはとても難しいことなんだよ」