マイナビ仙台 3失点でリーグ戦連勝ならず…収穫はFW広沢真穂の戦列復帰
◆女子サッカー◇SOMPO・WEリーグ第8節 C大阪ヤンマー3-1マイナビ仙台(9日・ユアスタ) マイナビ仙台はC大阪ヤンマーに1―3で敗れ、リーグ戦連勝はならなかった。けがで戦列を離れていたFW広沢真穂(24)が後半開始から今季初出場。攻撃陣に刺激を与え、チーム力を底上げしていく。 初勝利を挙げた前節の勢いをつなげられなかった。0―3の後半42分に1点を返したが反撃も遅く、悔しい敗戦だ。「うまくいかない時間帯を(自分たちで)つくりだしてしまった」と須永純監督(49)は反省。そんななかでも一筋の光明が差した。今季初出場したFW広沢だ。 昨季リーグ戦7得点と結果を残し、今季も活躍が期待されていたが、8月31日の練習試合で左膝内側側副じん帯を損傷。全治10週間と診断された。復帰時期としてはギリギリで広沢自身も「準備できる時間があまりなくて…」と明かしたが、2点を追う後半開始から投入。後半34分にはクロスバー直撃のシュートを放つなど見せ場をつくった。それでも「復帰戦ゴールを目指していたので悔しい。惜しいシーンもあったけど決めきらないといけない」と満足はしていない。 これまで前線は小柄なドリブラーが多く、身長168センチの広沢はタイプも異なる。今後コンディションが上がれば攻撃面でプラスになるのは間違いない。次節17日のアウェー新潟戦へ、「結果を残していきたい」と決意十分。自らの得点で白星をたぐり寄せる。 (有吉 広紀)
報知新聞社