「家事や介護、仕事も担う未来は暗い?」10年後の働き方調査で主婦の本音が浮き彫りに<調査レポート>
どちらかに負担が偏らず、妻と夫が対等に働く未来へ
以上の結果から、これからの夫婦の働き方は、より妻と夫が対等に働く傾向が強まると感じている人が増えていることが窺える。その一方で、就労志向の主婦にとって10年後の未来は「暗い」と回答した人は「明るい」と回答した人の2倍近くに上り、現状は良くない方向へ向かっていると感じている人も多いようだ。この結果を受け、しゅふJOB総研の研究顧問である川上敬太郎さんは以下のように語る。 「家事や育児、介護といった家庭周りにかかる工数が減らずに主婦がその大半を担ったまま、夫婦対等に共働きする家庭が増えていけば仕事工数が増える分、妻の負担はさらに増えることになります。家庭と仕事を合わせた総工数をどう最適化するかに目を向ける必要があると考えます」 働き方、夫婦の在り方が多様化する今、それに適した改革が進んでいくことに期待したいところだ。 【データ】 ビースタイルホールディングス しゅふJOB総研 【調査概要】 調査方法:インターネットリサーチ(無記名式)調査実施日:2024年7月25日(木)~2024年8月1日(木)まで調査対象者:ビースタイルスマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者有効回答者数:465名 ※女性のみ ※ビースタイルホールディングスの発表したプレスリリース(2024年11月20日)を元に記事を作成。 図表/株式会社ビースタイルホールディングス提供 構成・文/秋山莉菜