小池都知事が定例会見2月4日(全文1)新たに大規模接種会場を開設
東京都の小池百合子知事は4日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2022年2月4日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2022年2月4日) ◇ ◇
石原元知事の功績は貴重なレガシーに
幹事社:それでは定例記者会見を始めたいと思います。知事、よろしくお願いします。 小池:それでは記者会見、始めます。本日2月4日でございます。冒頭、1日に、今月1日、石原慎太郎元東京都知事が逝去されました。大変残念でございます。心からご冥福をお祈り申し上げます。石原知事は「東京から国を変える」という強い信念の下で4期、13年7カ月の長きにわたって東京都政を力強く牽引されてこられました。例えばディーゼル車の規制、東京マラソンの創設などなど、都政に残されました数々の功績は今なお貴重なレガシーとして成熟都市・東京にしっかりと根付いているところであります。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会については石原元知事が自ら招致を表明された大会でございます。この大会の成功を跳躍台として、東京の希望ある未来を力強く切り開いていきたいと、このように考えています。今、都政に課された使命に、首都・東京の発展に対しての元知事の強い思いを受け継いで尽力をしていく決意でございます。あらためまして、ご遺族の皆さまに心からお悔やみを申し上げるとともに、故人が安らかな眠りにつかれますよう、お祈りを申し上げます。
ほかの疾病のため集中治療が必要な患者が増加
続いてコロナについてお伝えいたします。きのう、モニタリング会議を開催いたしました。そしてその際に、医療提供体制、最高レベルの赤。感染状況は先週からも引き続き赤色となっております。この2日間、新規陽性者数は2万人超えでありまして、また、重症者数がじわじわと増加しているというのが現状です。今後もこの傾向が続きますと、都民の皆さまの命、暮らし、多大な影響を及ぼす可能性、恐れがございます。オミクロン株というのは罹患率が極めて高いということ。これが1つの特性であると聞いております。きのうのモニタリング会議で猪口先生から3点、このオミクロン株の特性について示されたところです。 1つ目が、肺炎が軽症であったとしても、併存するほかの疾病のために集中治療が必要な患者さんも増加していますよということ。2つ目が、酸素投与が必要な方が増加しますと一定程度の割合で重症患者の発生の可能性は高い。3つ目に、感染、また、濃厚接触によって結局、欠勤をされると。で、医療機関についても、というか医療機関においてマンパワーなどが不足している、このことが進行する。この3つがオミクロン株に関しての医学的、また、社会的な特性、課題だということをお示しいただきました。 実際、現実に複数の高齢者施設や学校、保育所においてクラスターが発生しております。それを踏まえまして、特に高齢者や子供に焦点を当てた追加対策をきのう取りまとめいたしまして、お伝えしたところでございます。ポイントは何よりも都民の皆さまの大切な命と暮らしを守ること、ここに尽きます。きのう、国に対しましてもオミクロン株との闘いのゲームチェンジャーとしての4点セット、これまで3点セットと言っておりましたけれども、検査キットも加えますと、検査キット、ワクチン、経口薬、中和抗体薬などの早期の確保と確実な供給などを国に対しては要望いたしたところであります。これ以上の感染拡大を食い止める。そのために国と密接に連携しながら対策を推し進めてまいります。 都民、事業者、そして行政一体となって、まさに総力戦で取り組むということで、特に3点、今日お伝えしたいことがあります。まず1点目ですけれども、ワクチン接種の加速であります。新たに大規模接種会場、開設をいたします。3回目のワクチン接種の促進でありますので、三楽病院会場、こちらは前回も、1回、2回、両方会場になっておりました三楽病院の会場、こちらは来週の火曜日から。そして乃木坂会場については来週の金曜日からの開始といたします。