小池都知事が記者会見9月11日(全文1)都政構造改革を本格的にスタート
定例会に提出するデジタルファースト条例の意義は
時事通信:9月幹事社、時事通信の斉藤です。幹事社から2問質問させていただきます。まず都政の構造改革に関連して、都は次の定例会にデジタルファースト条例を提出する予定ですが、この意義や狙いについて教えてください。 小池:構造改革、そしてそのベースとなるのがデジタルトランスフォーメーションということであります。これまでも、コピー用紙を何年度までに何枚減らすというような目標を立てながら改革を進めてまいりました。ここをあらためて、デジタル化ということをベースにしながら、もうそのような量的なものではなく、質から変えていくというのがこの構造改革であります。それによって、これまでルーティンでやっていた仕事、そして最後はそこにはんこが要る、コピーを回して、それは稟議書で回して、という、これまでやってきた方法とかなり変えていくことによって、働き方そのものも変わります。それによって職員の、この都庁でいうならば職員の皆さんの人材や、その生かし方も変わってくるというものであります。 そういったことからも、この構造改革というのはいろんな意味で効果が出てくるものだと思いますし、またそれをまず、まだまだ、まだぴんとこない、これ、結構個人差もありますね。なんですけれども、まず実際にそういうモデルの地域、地域っていうかな、都庁内にそういったところを、コーナーをつくりますので、そこをベースにしながら新しい働き方っていうのはこういうもんなんだっていうのをよく分かるように、今、申し上げましたようにコアプロジェクトの取り組みをただちに進めてまいるということであります。 いろいろ、毎日の仕事をやってるので、ある意味慣れ過ぎてしまって、それがずっと続いてきたのが日本であります。気が付いてみたら周回遅れ、世界と比べて周回遅れになっているということでありますので、これを機会に構造改革を徹底して進めていきたい、こう考えています。 【書き起こし】小池都知事が記者会見9月11日 全文2に続く