小池都知事が記者会見9月11日(全文1)都政構造改革を本格的にスタート
感染予防対策は動画を見て実行を
今2本ご覧いただいた動画でありますけれども、東京動画やSNS、ウェブだけでなく、テレビコマーシャルでも流してまいります。それからこの動画を作るその間についてのメイキングも、こちらのほうも併せてご覧いただきたいと思います。ぜひとも皆さん、感染予防対策、動画を見るだけでなくて実行していただきたいと思います。 それからこんなイラストもまとめました。かわいいです。小まめに手洗いをする。タオルや歯磨きのコップなどは共有しない。それから定期的に換気をする。これは前にカルタを作ったときと同じイラストレーターさんに描いていただいています。今後、これもモニタリングレポートであるとか、広報東京都などさまざまな場面で紹介してまいります。ぜひご参考になっていただきたい。 それからまた、引き続き大相撲の七月場所に続いて、九月場所。こちらは13日から始まりますけれども、九月場所で懸賞旗ですね。これを告知旗といってますけども、告知旗を掲出していただくご協力をいただくこととなっております。来週15日で営業時間の短縮要請を終了することとしたわけでございますけれども、この間、皆さんには大変お世話になったわけであります。感染が再び拡大しないように、引き続きステッカーの掲示、お店のご利用などなど、ご覧いただいていますように、これ、大相撲の土俵のところをくるくるこれで回ってもらうんですね。大変な分かりやすい、かつ全国に流れるものでありますので、こうやって何度も何度も、皆さんが、まあいいだろうっていう、そういうことのないように、またあらためて認識していただくようにご協力を呼び掛けていきたい。
都政構造改革で7つのコアプロジェクト選定
都民の皆さん1人1人が新しい日常、正しく予防。これを実践していただきたい。また日々医療現場で奮闘されている医療従事者の皆さま方のご努力にも、それは応えていくことになると思います。感染しない、感染させない。強い意識。そして行動に引き続きのご協力をよろしくお願い申し上げます。 次に、がらっと変わりまして、構造改革についてであります。先月でありますけれども、構造改革推進チームのキックオフミーティングを行いました。社会の構造改革と都政の構造改革を推進する体制をスタートさせたわけであります。社会の構造改革ですけれども、おととい、9日ですけれども、ポストコロナにおける東京の構造改革について、有識者の皆さま方からさまざまなご意見をいただきました。その中で、日本のデジタル化というのはかなり遅れた、とりわけ行政のデジタル化が遅れたという厳しいご意見、ありました。東京が世界から選ばれる都市となるために強い危機感を持ちながら、また、スピード感を持って、都政のデジタルトランスフォーメーション、DX、これを推進しなければいけないとの思いを新たにしたところでございます。そうした観点から構造改革推進チームを立ち上げたわけでありまして、都政の構造改革はいよいよ本格的にスタートということであります。 今回、改革全体を先導して強力に推進するために、最優先で取り組むべきことをまとめました。7つのコアプロジェクトとして選定をしたものであります。幾つかの選定の視点がありますけれども、まず、DX、デジタルトランスフォーメーションをてこにして、バーチャル都庁構想の実現を先導する取り組みであること。2番目に全庁での展開に向けた具体的なモデルとなり得ること。3番目に今まで当たり前とされてきたルール、価値観にとらわれずに、制度であるとか仕組みなど、抜本的な見直しを同時に進めるもの。この3つを基本にこの設計をするというものであります。 で、7つのコアプロジェクトがあります。ご覧いただいているとおりです。この中から2つご紹介をしたいと思いますけれども、まず1つ目。都庁の仕事の生産性を高めて、未来型オフィスの実現プロジェクトというものが挙げられます。これは場所にとらわれず自由な発想で仕事ができるバーチャル都庁の実現に向けて、最先端のデジタル業務環境を整備するというもので、同時に実際のオフィスでも職員の皆さんが活発に議論できる快適なオフィス空間を整えていくというものです。今年度中にクラウドの利用、それから外部とのウェブ会議システムなどを備えました未来型オフィスのプロトタイプを、この都庁の一角に整備をいたします。