小池都知事が記者会見9月11日(全文1)都政構造改革を本格的にスタート
5つのレスを強力に進める
また、新型コロナウイルス感染症対策の最前線に立つ保健所をDXのモデル職場に選定しまして、最新のデジタル機器、そしてソフトウエアを導入をしていくというもので、この未来型オフィスをモデルとして新しい働き方を実践、そしてその検証結果を全庁に展開をすることで、都庁の生産性を飛躍的に向上させていきたいというものであります。 もう1つがオープンデータ徹底活用プロジェクトであります。こちらは都や民間企業が保有するさまざまなデータがあります。システムコードがあります。これらを徹底的に公開して活用を進めるということで、都民のサービスの向上を目指すというものであります。これからの公共サービスでありますけれども、ここに民間の力を生かしていくというのは極めて重要なんですね。で、行政というのはそのベースとして、あらゆるデータをデジタルベースで公開をするプラットフォームを構築することが求められております。今後、都有施設の利用状況や各局が保有しているデータのオープン化を徹底的に進めまして、スタートアップやシビックテックに積極的に活用していただきます。また、政策形成の基礎となりますデータを見える化する、いわゆるダッシュボードというものがありますけれども、これを構築するなど、政策決定に生かす取り組みを多面的に展開をしていくということであります。 そして、何よりもまず5つのレスですね。最初3つといっていたのが、最近また2つ増えました。ペーパーレス、はんこレス、キャッシュレス、ファクスレス、タッチレスということで、この5つのレスを強力に進めてまいります。それからワンストップ、オンラインでの手続きなど、ご覧のようなプロジェクトを展開してまいります。
電気の自給自足を進める自家消費プランを開始
今後、直ちにこの7つのプロジェクトに着手をいたします。で、都民のクオリティー・オブ・サービス、QOSと呼んでおりますけれども、このサービスの質を上げるということ、これを飛躍的に進めてまいりたいと考えています。コアプロジェクトが構造改革全体をリードして各局においても事業に応じたプロジェクトを立ち上げて積極的に展開をしてまいります。 世界のデジタル化の流れ、これはもう待ったなしであります。日進月歩で、すさまじいスピードで加速しています。都といたしましても、構造改革推進チームを軸として全庁を挙げた取り組み、スピード感を持って進めてまいりまして、年度末を目途に都政の構造改革実行プランを取りまとめてまいります。スピード感を持って進めてまいります。 次にエネルギー、環境関係でありますけれども、太陽光パネル、これで発電して、電気の自給自足を進める自家消費プランの開始についてであります。東京都はゼロエミッション東京の実現に向けまして、2030年までに再生可能エネルギー電力の利用割合を30%にということを目標にしております。先日ご紹介いたしましたが、いわゆる卒FIT家庭、早々に太陽光パネルを屋根に置かれて、そして発電をして、それを電力会社に売るというようなシステムですね。最初、キロワットで最高47円ぐらいでしたかね。それが今、終了して、その期間が終わって、今、9円ぐらいでしょうか、東電で。で、プラスアルファでいろいろ、いろんな工夫がされている。 いずれにしましても自家発電による電気などを都有施設で有効活用させていただくというプランを前回、前々回ですか、ご紹介してまいりました。これは都庁電力プランであります。現在、買い取りを希望するご家庭の申し込みを受け付けております。これが1点です。 今回、今日ご紹介するのはもう1つありまして、自家消費プランです。前の、自家消費プランの前はなんだっけ。もう1つ戻してくれますか。はい、もう1つ。 前の分は、ご自宅で発電した分を11円だったかな、で、売るわけですね。それを都有施設で、特別支援学校などの電力をそれで賄わせていただくということで、それぞれのおうちで発電していただいたものを、都の施設においてその電力を生かしていくということになります。多くの皆さんに、すでにいろいろとご協力いただいていることかと思います。