「Wow…なんてことだ!」驚異の16歳・日本の現役女子高生が大技3Aを2本着氷する圧巻演技に海外メディア仰天「優雅さと力強さを兼ね備えている」
今季自己ベスト更新!3季連続ジュニアGPファイナル出場切符
16歳の現役女子高生が大技2本を披露。海外ファンの度肝を抜いた。 現地10月12日、フィギュアスケートのジュニアグランプリ(GP)シリーズ第7戦・中国大会は女子フリーが行なわれ、16歳の中井亜美がコンビネーションを含むトリプルアクセルを2本着氷させるなど、今季自己ベストを更新する会心の演技でフリー136.22点、ショートとの合計204.88点で優勝。ポーランド大会に続く制覇で12月にフランス・グルノーブルで開催されるジュニアGPファイナルの出場切符を3季連続で獲得した。また、ショート2位だった高木謠はフリー7位となり、合計185.45点で5位だった。 【動画】16歳の中井亜美が3Aを2本着氷し、涙のファイナル進出!! 海外ファンも熱狂したフリー演技 ショート首位発進で迎えた中井は冒頭からトリプルアクセル+3回転トウループの連続ジャンプに挑戦。見事に着氷し、速報値ではGOE(出来栄え点)1.33点がついた。肉眼では回り切ったかに見えたが、のちにトリプルアクセルは回転不足の判定になった。中井は2本目でもトリプルアクセルを跳び、再び回転不足となりながらも踏ん張って降り切ると、観客は「おおお!!」と大きな歓声を上げた。 その後は大きなミスなく、後半のジャンプをまとめた中井は伸びやかなスケーティングと、ディズニーの名作映画『シンデレラ』の曲調に乗ってストーリーを豊かに表現。最後の3回転フリップを降りると、笑顔をのぞかせた。スピンはすべて最高評価のレベル4を獲得。昨シーズンからの成長を見せると、演技後は思わずガッツポーズが出て、その場で飛び跳ねるほどミスの少ない演技に喜びを爆発した。 海外の実況も16歳とは思えない高いレベルの演技に脱帽。しばらく声が出ず、「Wow...なんてことだ」「綺麗なトリプルアクセルだ」「美しいスマイルも飛び出した」などなど、ため息を誘った。 得点がアナウンスされて優勝が決まると、中井は満面の笑顔を見せて両拳を突き上げ、今シーズンの自己ベストとなるスコアをしばらく見つめていると、涙が頬を伝った。