PlayStation 4が直面する「厳しい現実」 大作ラッシュからハブられ「SIEも見限った?」
「あの作品も出ないのか」PS4に押し寄せる時代の移り変わり
2013年11月15日に発売された「PlayStation 4」は、さまざまな名作・良作が遊べる家庭用ゲーム機として長年活躍し、この2025年に入っても多くのプレイヤーを楽しませています。 【画像】えっ…PS4で出ないんかーい! コチラがビジュアル美しすぎ、2025年以降発売の大作ゲームです(5枚) 一方でPS4向けの対応タイトルは近年減少傾向にあり、話題作のリリース先から外れるケースも増えました。新しいタイトルの提供先に選ばれずとも、これまでリリースされたゲームが遊べる点は変わりません。しかし、ゲーム機の展開として足が止まってしまうのもまた事実です。 PS4の歩みは、もうしき終焉を迎えてしまうのか。近年の大まかな展開と2025年の話題作を通して見えてくる、「PS4のいま」をお伝えします。 ●PS4の終焉は、2024年にもその兆しがあった? 2020年に「PlayStation 5」が発売されましたが、即座にPS4の立場がなくなったわけではなく、2021年、2022年も変わらず活躍を続けました。例えば、2022年を代表する世界的な大ヒット作となった『エルデンリング』は、主だったプラットフォームのほかPS4版もリリースされています。 しかし、話題作が徐々にPS4版を出さない選択を取るようになり、その傾向は2024年でさらに顕著となりました。 リメイクシリーズの第2作目『ファイナルファンタジーVII リバース』(2024年2月29日発売)はPS5専売で販売され、後にPC版の登場も明らかに。このリメイクシリーズの先陣を切ったのはPS4版『ファイナルファンタジーVII リメイク』でしたが、『FF7 リバース』を含め、PS4は後の展開から外されてしまいます。 国民的RPGシリーズのナンバリング3作目を現代に蘇らせた、HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が2024年11月14日に発売され、こちらの作品もPS4版は出ずじまい。Nintendo Switch版はあるため、PS4の性能的な問題ではないと思われていますが、実際のところは不明です。 「The Game Awards 2024」で最優秀タイトルに贈られる「Game of the Year」に選ばれた『アストロボット』(2024年9月6日発売)も、PS5専売でPS4版はありません。『アストロボット』はソニー・インタラクティブエンタテインメントが開発(PlayStation StudiosのTeam ASOBI)・発売した作品なので、PS4版がないという事実は他社のゲームよりも重みが増します。 この一例だけでも分かる通り、ゲームを展開する選択肢として、PS4は徐々に存在感を失っていきました。そしてこの流れは、2025年でより明確となります。