雪山に慣れるために挑戦しやすいルートを紹介『雪山日帰りルート16』【前編】
コースタイム
3時間。
総距離
3。5km(ロープウェイ終点より)。
アドバイス
ルート上に危険な箇所は少ないが、坪庭や山頂では風が強いことが多いので、バラクラバやネックウォ ーマー、オーバーグローブなどを用意して、しっかりした防寒対策で挑むこと。
アクセス
JR 中央本線茅野駅から北八か岳ロープウェイまでバスで約60分。 クルマの場合、中央自動車道諏訪IC より約25㎞、およそ50分で北八か岳ロープウェイに到着する。
【7.入笠山】スノートレッキング入門に最適
初心者向けの雪山として有名な入笠山をゴンドラトップから往復する。 「冬でもゴンドラを利用して山頂近くまでアプローチできるため、手軽に雪山を楽しめます。晴天率が高く、往復3時間の整備された歩きやすいルートなので、スノーシューハイクやスノートレッキングを初めて体験したい方にもおすすめです。そして山頂に立つと待っているのは、360度の大展望! 八か岳をはじめ、富士山や南アルプス、中央アルプス、金峰山などを見渡すことができます。凍結した諏訪湖に雪が積もり真っ白になっている様子を見下ろせるのも、この時期ならでは。途中にある入笠湿原は、冬になると一面真っ白な雪原が広がり、夏とは違った趣です。広い斜面をヒップそりで滑るのもおもしろいですよ」(サンデイ・石川さん)。 入笠山の山頂は視界を遮るものがいっさいない。看板の奥に横たわる白い山脈は八か岳だ。360度の展望を満喫しよう。
コースタイム
3時間。
総距離
3。5km(ゴンドラ終点より)。
アドバイス
ルート上に難しい箇所はほぼない。途中にある山小屋で休憩することも可能。 下山時はゴンドラの最終運転時間に気をつけること。 晴れる日が多いので、サングラスやゴーグルも忘れずに。
アクセス
JR 中央本線富士見駅から富士見パノラマリゾートまで無料シャトルバスで10 分。 クルマの場合、中央自動車道諏訪南IC より約4㎞、およそ10 分で到着する。
【8.谷川岳】遮るものがない天空の稜線歩き
群馬県にある谷川岳をめざす人気ルート。毎年多くの登山者で賑わっている。 「谷川岳ロープウェイを使って天神平スキー場までアクセスし、標高差600mほどで山頂へ到達します。行程も短く、晴れていれば比較的危険箇所も少ないので、安全に登ることが可能です。天気がいいときは鮮やかな空のブルーと白い雪のコントラストが美しく、まるで天空にいるような稜線歩きが楽しめます。また、風が強いエリアなので自然がもたらす不思議な形の雪のモニュメントに出合えるのも見どころ。山頂に到着すると、遮るものがない360度見渡す限りすばらしい絶景が広がります」(サンデイ・石川さん)。 熊穴沢ノ頭をすぎた先で樹林帯を抜けるので、強風をしのげる場所がなくなる。風が強い場合は寒さに注意しよう。