【POG】2歳戦独断評価 G1馬ステルヴィオの弟ジェゼロが着差以上の強さでV発進
3、4日の新潟、札幌を舞台に2歳新馬戦が計6レース行われ、日曜新潟3R(芝1800m)では圧倒的な1番人気に推されたジェゼロが2着馬をゴール寸前で競り落としてV。スローを後方2番手から差し切った内容は着差以上に強く、兄に18年のマイルCS覇者ステルヴィオを持つ血統背景、馬体の良さからも先々が楽しみな素質馬だ。なお、6レース全てを関西馬が勝利する形になった。 先週の新馬勝ち馬評価一覧 ジェゼロ(牡、父サートゥルナーリア、栗東・須貝) 日曜新潟3R・芝1800m、川田「コントロールで難しい面があるので、追い切りではリズム良く走らせることをやってきました。まだ動かすようにつくっていないので、徐々にコントロール性を高めながら、動きをつくっていけたらと思っています」(レース評価A、将来性★★★★) シンビリーブ(牡、父コンスティチューション、栗東・森秀) 土曜新潟3R・ダート1800m、松山「返し馬から乗り味の良さを感じました。スタートが良く、前半からいいポジションで流れに乗れたし、跳びが大きいので自分のリズムで走れたのも良かったです。枠も向いたと思います」(B、★★★★) シンフォーエバー(牡、父コンプレキシティ、栗東・森秀) 土曜新潟4R・芝1600m、戸崎圭「すごくいいフットワークで軽い走りでした。少し右に張るようなところがあったけど、気になったのはそれくらいですね。あとは上手に走ってくれました」(B、★★★★) カワキタマナレア(牝、父ヘニーヒューズ、栗東・杉山佳) 土曜札幌5R・芝1200m、鮫島駿「前半に行き脚がつきませんでしたが、いい感じにハミが抜けてフワッと。その分、しまいに切れてくれました。内容は良かったと思います。〝クラスが上がったらこんな競馬をしてほしいな〟という競馬をしてくれましたし、本当に強かったです」(B、★★★) ダンツエラン(牝、父ロードカナロア、栗東・本田) 日曜新潟2R・芝1600m牝馬限定、団野「芝の走りが良くて、レースセンスがありますね。まだ幼さがあるなかでこれだけのパフォーマンスを見せてくれたし、これからが楽しみです」(C、★★★) アルマヴェローチェ(牝、父ハービンジャー、栗東・上村) 日曜札幌5R・芝1800m、横山武「前にいた馬が物見していたので自然とハナに。4コーナーで外に逃避するなど子どもっぽいところはあって、今回はセンスだけで勝ってくれました。まだ背腰が緩く、これからの馬だと思います」(C、★★★) (レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)