進撃の大津に立ちはだかるのは若鯱!2位と首位が相見えるビッグマッチ! 名古屋グランパスU-18×大津高校マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグWEST第14節】
プレミアリーグWESTは第14節にして、今シーズンの趨勢に大きな影響を与えそうな一戦がやってきた。2位の名古屋グランパスU-18と首位の大津高校が、8ポイントの勝点差で激突するビッグマッチ。独走状態に入りつつある火の国の昇り馬を、名古屋の若鯱が止められるのかが、今回最大の焦点だ。
前節の名古屋U-18は、最下位に喘ぐ鹿児島城西高校をホームに迎え、4-1というスコアで勝ち切った。31分にPKで杉浦駿吾が先制弾を挙げると、45+3分に大西利都が2点目をゲット。後半終盤にも杉浦と神田龍が追加点を叩き出し、その後に1点を返されたものの、きっちりと勝点3を積み上げている。
一方、大津高校の前節はサガン鳥栖U-18とアウェイで対峙。押し気味に進めていた前半はPK失敗もあってスコアレスで推移したが、57分に清水エスパルスへの入団内定が発表された嶋本悠大のFKから、野口悠真が先制点をマーク。さらに71分には嶋本が自ら獲得したPKを沈める。終盤には1失点を喫しながら、そのまま2-1でゲームクローズ。これでリーグ戦9連勝と、快進撃が止まる気配はない。
なお、名古屋U-18の大西と大津の村上慶は、12日から16日まで開催されている『国際ユースサッカーin新潟』に臨むU-17日本代表に選出されているため、今節の試合に出場しないことが決まっている。
名古屋U-18で好調をキープしているのが、来季からのトップチーム昇格が内定している杉浦駿吾だ。前述したように鹿児島城西戦では2得点を記録。前半戦のラストゲームとなった神村学園高戦でも2点を奪っていたため、プレミアでは2試合連続でのドッピエッタとなり、リーグ戦通算では8ゴール。得点ランキングでも5位タイに付けており、得点源としての役割をきっちりと果たしている。
今季はトップでの活動にも多く参加しており、自分の中での基準もより高くなっている様子。「違いを見せることもそうですけど、攻撃面で自分がこのチームを引っ張っていかないといけないなとは思っていますし、10番を背負っていることも大きなプレッシャーがある中で、そこはそのプレッシャーを楽しめています」。リーグ最少失点を誇る相手に、どれだけこの10番が暴れ回れるかが、そのまま勝敗に直結することは間違いない。
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