関電の金品受領問題 第三者委が会見(全文8)三十数年前とは時代が変わっている
調査はしたけど増えなかったということか
記者1:すいません、幾つか、まず確認なんですけども、別紙1、2と付けていただいてるものは、おそらく関電さんが社内調査でやられた金品受領のまとめやと思うんで、そのままだと思うんですけども、これは調査はしたけど増えなかったっていうことでよろしいんですか。 司会:はい。今おっしゃったのは、別紙4-1-2-1の別添1と2ということでございます。で、われわれは、ここについては調査を実施をしておりまして、ここについて少し、若干変えなきゃいけないというところについては、84ページから85ページのところに何人か、会長であった八木さんの点を含めまして何名か書いてございますので、そのままということではないということを補足させてください。 記者1:分かりました。じゃあ、別紙のほうは追加された情報に更新されているっていうことですか。 司会:申し訳ありません。記述的には、これはそのまま、むしろそのまま、記のままを出しておりまして。 記者1:そのままで。 司会:そのとおりでございます。 記者1:分かりました。あと、気になるところなんですけど、森本副社長が社長に就任されまして、念のための確認ではあるんですが、調査の結果、金品の授受などはなかったということでよろしいですよね。 司会:はい。
原発についてどう考えているのか
記者1:分かりました。あと、但木先生にお聞きしたいんですけども、フナクイムシ事件とか、変な金の流れがあったというのをたくさん調べられて、実際外部の方がご覧になって、その原発政策と電力会社と地元の関係っていうのをご覧になって、生々しく見て、どのように原発についてお考えになりましたでしょうか。 但木:原発を造るのに、その地域政策っていうのは欠かせないっていうのは、今も昔も、私は変わらないと思うんですね。ただ、これまでの地域政策っていう中に、やっぱり関西電力の場合、やっぱり暗い面があったというのは否定はできないんだろうと思います。今後の問題として言えば、この地域政策がすごい大事で、かつ透明性があって、で、なんて言うかな、数十年先の町づくりにちゃんとした姿が見えるものでなきゃ駄目だなという、そうは思います。 で、原発、われわれは関電だけやっているんでほかのことを言うあれはない、立場はないんですけども、関電がこれから原発を続けていこうとするなら、もちろん安全性を中心にした問題もあるけれども、その地域政策に対して透明性というのをすごい大事にして、やっていかないと今後はもう持たないなという気がします。三十何年前かの状態と今とはまったく私は時代が変わっているような気がします。