エディ・ジョーンズHC、「日本ラグビーの歴史を変える結果を残したい」。ラグビー日本代表vs.オールブラックス
10月26日(土)、「オールブラックス」こと、ニュージーランド代表との対戦を控えるラグビー日本代表は、13日から合宿を重ねており、19日には宮崎で全体練習を一般公開した。時折、小雨の降る中で、2時間近くにわたって、15対15のアタック&ディフェンスを繰り返した。
練習前に、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が報道陣に対応した。日本代表を率いてオールブラックスと対戦するにあたって、「日本らしくプレーすることを心がけて、100%の力を尽くす。ニュージーランドと対戦することは常に名誉なことで、私たちのチームにとっても素晴らしい機会。選手たちにとって、大きな舞台で真価を発揮するチャンス」。
「これまでの対戦成績はニュージーランドが7勝し、平均で81-13というスコア。だから若いチームにとっては、日本らしくプレーしニュージーランドに挑むチャンスがある。試合の最初からファンを魅了し、本物の日本代表のプレーを見せることが私たちの仕事」と話した。
ジョーンズHCが就任して以来掲げている「超速ラグビー」が通用するか、と聞かれて指揮官は、「日本らしくプレーするつもりで、それこそが私たちにできる唯一のこと」。
「スピード、賢さを活かしたプレーをして私たちのペースに持ち込みたい。試合終了の80分まで戦い続けて、そして、自分たちが十分に実力を発揮できれば、ニュージーランドを追い詰めて、日本のラグビーの歴史を変える結果を残せる」と自信を口にした。
特に、どのエリアでプレッシャーをかけたいかと聞くと、「ニュージーランドは常にオープンスペースを求めている。だからニュージーランドと対戦するときは、スペースを埋め続けるようにしなければならない」。
「そして、非常にディシプリンの取れた攻撃を展開することが重要。無差別にキックしてはいけないし、ボールを落としてはいけない。ディフェンスではとにかく前に出ていくしかない。前に出続けて、一瞬たりとも立ち止まるわけにはいかない。ニュージーランドと対戦するときは、常にプレッシャーを与え続けることができるかという戦術的な規律を試される真のテストとなる」と話した。