エディ・ジョーンズHC、「日本ラグビーの歴史を変える結果を残したい」。ラグビー日本代表vs.オールブラックス
勝つ確率を上げるためにしていることは?という問いには名将は「確率には全く関心がない。私が興味を持っているのは、ニュージーランド戦に向けて、チームが全力で準備しているかどうか。最高のパフォーマンスを発揮できれば、試合に勝つチャンスがある」。
「ニュージーランドのファンになってしまったら、勝利の望みはない。私たちはしっかりと準備をしているし、今日もまた、しっかりと準備する機会がある。ここ1週間、私たちの準備は完璧だった。この調子でいけば、勝利に導く最高のポジションにつけるだろう」と自信を口にした。
2019年ワールドカップ準決勝で、イングランド代表を率いていたジョーンズHCは、「V」の字となり、ハカに対抗したことで知られている。「なぜそうしたかというと、日本のファンのほとんどがオールブラックスファンだろうと思ったから。ハカが盛り上がり、ファンはニュージーランドにいるような気分になり、彼らが望むプレーをするための舞台が整う」。
「だから、ハカで私たちがやるべきことは、日本のファンに日本代表を応援する必要があることを理解してもらうこと。それをどうするか、今、いくつかのことを考えている。現時点ではまだ何も具体的には決まっていないが、私たちは何かをするかもしれないし、しないかもしれない。しかし、私たちにとって最も重要なのは準備、そして考え方、取り組み方だ」。
オールブラックス戦に向けてのセレクションで大事になってくることは何かと聞かれて、ジョーンズHCは「今日(10月19日)セッションがあり、来週の火曜日にメインのトレーニングセッションがある」。
「姫野(和樹)、(シオサイア・)フィフィタなど復帰したメンバーや、新しいメンバーが数人いるので、彼らがどの程度のレベルにあるのか、ポジションを争えるのかどうかを見極める必要がある」。
「また、坂手(淳史)やジョネ(ナイカブラ)のようにケガをした選手や、(サナイラ・)ワクァのようにチームを離れた選手もいる。だから、選手たちの状態を把握する必要があるが、選考方針は明らか。ニュージーランドに勝つためには、信じられないほどの闘志を持ってプレーする最高の23人を選ぶ必要がある」と語気を強めた。