【シカゴ音楽旅行記】フェス、ライブハウス、ホテル…音楽ファンが感激した知られざる魅力
イリノイ州シカゴは芸術、建築、グルメ、エンタメの宝庫として知られている。ミシガン湖を背景に超高層ビル群がそびえたつこの街は、古き良きアメリカの景観を受け継ぎつつ、「21世紀で最も成功したパブリック・アート」と呼ばれるクラウド・ゲートをシンボルとするなど、新旧を融合させながらユニークな発展を遂げてきた。 【画像を見る】今のシカゴを象徴するクラウド・ゲート さらにシカゴは、世界有数の音楽都市としても名高い。ジャズやブルース、ゴスペルのメッカで、110年の歴史を誇るシカゴ交響楽団を有し、ハウス・ミュージックやジューク/フットワーク発祥の地にして、オルタナティブ・ロックやヒップホップの一大拠点でもあり、マディ・ウォーターズからカニエ・ウェストまで音楽史に残るアーティストを何人も輩出してきた。 現地を訪れて実感したのは、シカゴの音楽コミュニティを特徴づける先進性とルーツへの敬意が、歴史の蓄積と豊かな環境づくりによってもたらされてきたこと。知れば知るほど奥が深く、「住みたくなる街」としてのデザインは学ぶところが多い。 米旅行誌コンデナスト・トラベラーの読者投票で「米国No.1の大都市」に8年連続で選出され、国内外から年間6000万人以上が訪れるなど観光人気も圧倒的。日本での知名度は今ひとつかもしれないが、この街は今こそ発見されるべき唯一無二の魅力で溢れている。 羽田空港からオヘア国際空港まで直行便でおよそ12時間、音楽好きのためのシカゴ観光レポートをお届けしよう。 ※【シカゴ音楽旅行記】は全5記事の短期連載。続きはRolling Stone Japanのウェブに掲載 ※取材協力:ブランドUSA、シカゴ観光局
Toshiya Oguma