トランプ氏は「プーチン氏止められる可能性」、ゼレンスキー氏示唆
[2日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、トランプ次期米大統領がロシア・ウクライナ戦争の行方に決定的な役割を果たせる可能性があるとの考えを示した。 ゼレンスキー氏は国内テレビのインタビューで「トランプ氏には資質がある。この戦争で決定的になれる可能性がある。ロシアのプーチン大統領を止めることができるか、プーチン氏を止めるためにわれわれを手助けできるかもしれない」と語った。 ウクライナ軍は東部でロシア軍の前進に直面している。 ゼレンスキー氏は、新年早々に前線を安定させることが最優先事項だと述べた。交渉はロシアにとって敗北に等しいため、プーチン氏が交渉を恐れているとも指摘した。 また、トランプ氏から今月の大統領就任後にワシントンを最初に訪問する人物にゼレンスキー氏が含まれると伝えられたことを明らかにした。 ゼレンスキー氏は、ウクライナにとって公正な平和を実現するには、同盟国から確固たる安全保障を受け、欧州連合(EU)に加盟し、北大西洋条約機構(NATO)への招待を受けることが必要だとしている。 ゼレンスキー氏は「当然ながら、米国抜きのいかなる安全保障もウクライナにとって弱い安全保障となる」と述べた。 米国の和解案がウクライナの見解を考慮した内容になることを望むと語った。