「はしか」が世界中で急増! ワクチンの課題が浮き彫りに「防接種率・信頼性の低下が要因」
WHOが発表した内容への受け止めは?
編集部: WHOが発表したはしかの推計についての受け止めを教えてください。 中路先生: 世界中ではしかの感染者数が増加した理由として、「新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、はしかなどの従来の感染症に対するワクチン接種の計画に混乱が生じた可能性」や「ワクチンそのものへの信頼性の低下により、ワクチン接種をためらう傾向が増加したこと」も考えられるでしょう。はしかの新規感染者や死亡者を減らすために、ワククチン接種率の向上が急務となっています。
編集部まとめ
2023年に感染が確認されたはしかの患者数は約1030万人となり、2022年に比べて20%増えていることをWHOが明らかにしました。はしかは、ワクチンを接種することで予防ができる病気なので、しっかりとワクチンを2回接種していくことが重要です。 [この記事は、メディカルドック医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
監修医師:
中路 幸之助 先生(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター) 1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。