スーパーGT、タイヤ開発促進を目的としてGT500一部メーカーのドライタイヤ持ち込みセット数緩和を発表
スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは8月4日、タイヤ開発促進を目的に、一部のタイヤ供給メーカーに対するドライタイヤの持ち込みセット数を追加許可することを2024GTAブルテンNo.045-Sで発表した。 【正式結果】2024年スーパーGT第4戦富士 公式予選 スーパーGTで各タイヤメーカーがレースに持ち込むセット数は、時間制レースや長距離レースの場合は当該大会の開催前にGTアソシエイションからブルテンが発行されて通知される場合もあるが、通常の300kmレースでは2024年スポーティングレギュレーション第21条1.には以下のとおり記載されている。 「公式練習に先立ち、最大4セット(16本)のドライタイヤがマーキングされる。プロモーションイベントを含み公式練習開始から決勝レーススタートまでに1競技車両が使用できるドライタイヤは、マーキングされたタイヤ(以下「マーキングタイヤ」という)4セット(16本)とする」 今回発表されたブルテンでは、タイヤ開発の促進を目的とするため、GT500クラスの「2024年第1戦から第3戦までの未勝利タイヤメーカー供給先競技参加者」に対して、「プロモーションイベントを含む公式練習走行から公式予選開始までの走行セッションに限り、当該大会で指定されるドライタイヤの持ち込みセット数に2セットの追加」が許可された。 この変更により、第21条1.の項目に「ただし、GTAが指定した競技参加者は、GTAが指定した範囲内かつ使用条件下において、持ち込みタイヤセット数とマーキング本数の追加が許可される」という一文が追加されている。 実際、今季のこれまでのリザルトから、この“未勝利タイヤメーカー”は、ヨコハマタイヤとダンロップタイヤの2社となり、次戦の第5戦から両タイヤメーカーは2セット追加することができるようになる。なお、ウエットタイヤはこの限りではなく、適用は次戦となる第5戦鈴鹿から第8戦もてぎ大会までとなっている。 [オートスポーツweb 2024年08月04日]