【新作時計品評会】IWC、ゼニス... ドレッシーな大径3選【試着レビュー】
時計の実力は、触れて、眺めて、試着しないとわからない。そこで4人の時計愛好家を招いて、注目の新作モデルを中心に品評会を開催! 相応の知識と経験を積んできただけに、まなざしは真剣そのもの。実際に購入する気でチェックし、大いに語り合った。 【写真】IWC、ゼニス... 時計愛好家がえらぶ、注目の新作時計をもっと見る
IWC|ポルトギーゼ・オートマティック 42
ポルトガル商人からの注文を受けて生まれた時計「ポルトギーゼ」。高精度を追求するために懐中時計用ムーブメントを使用し、ケースが必然的に大型化した。その伝統は今も継承されており、大型ケースと細いベゼル、端正なダイヤルデザインが特徴。ムーブメントも大型化できるため、ロングパワーリザーブを可能とした。
ZENITH|エリート ムーンフェイズ
放射状に広がる彫り模様のダイヤルで存在感をつくったドレスウォッチ。9時位置のスモールセコンドを目立たせないようにする一方で、6時位置に月の満ち欠けを示すムーンフェイズを入れてアクセントとする。ゼニスの自社製ムーブメント、Cal.エリート692を搭載する。
PIAGET|アルティプラノ
ケース径を広げてスペースを確保し、エレガントな薄型ケースであっても、実用性と機能性を高める。そんな理にかなった設計思想から生まれたモデルで、9時位置に日付表示を収めつつ、時計の厚さはわずか6.36㎜。ダイヤルにはあえて余白を多く作ることで、ミニマルな美しさを表現する。