J2長崎、大逆転でのJ1昇格は持ち越し 5連勝で締めくくりも3位でPOへ 横浜FCが2位で昇格
◆明治安田J2リーグ第38節 長崎5―2愛媛(10日、ピーススタジアム) 長崎のJ1昇格は持ち越しとなった。シーズン最終戦に快勝し、5連勝で勝ち点を75に伸ばしたが、試合前まで2位だった横浜FCが山口と引き分けたために勝ち点76となり、自動昇格を決めた。3位の長崎はJ1昇格プレーオフに回る。 ■「自前で建てたんすごすぎる」長崎新スタにサポーター驚がく「かっこよすぎるぞ…唖然」【写真複数】 自動昇格には、まずは自力での勝利が必要な長崎は、前半14分に愛媛DF陣のパスミスを逃さず奪い、マテウスジェズスの今季17得点目で先制。同34分にオウンゴールで一度は追いつかれたが、前半追加タイムにマルコスギリェルメの2試合連続ゴールで勝ち越した。 長崎はクラブが経営危機に陥っていた2017年、通販大手のジャパネットホールディングス(HD)が経営を引き継いで体制を一新。同年にJ1昇格を決めた。 1年で降格した後はJ2での戦いが続き、今季は続投が決まっていたブラジル出身のカリーレ監督が母国サントスの監督に就任。違約金を巡り長崎が国際サッカー連盟(FIFA)に提訴する事態に陥った。結局、ヘッドコーチを務める予定だった下平隆宏氏が監督に就任した。 今季は残り5試合で2位横浜FCと勝ち点11差の3位と大きく引き離されていたが、長崎市内に新設した「ピーススタジアム」がオープンしてからはアウェーも含めて5戦全勝と巻き返した。