中学の時に突然父を亡くし…その後、母は車いす生活に『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』自身の体験を力強くそして面白く発信していく理由とは
誰かの行動が変わるような影響を与える作品を
奈美さんの今後の目標は、まずはエッセイを書き続けていくこと。 「エッセイは私の呼吸のようなものです。ずっと書き続けていきたい。でもエッセイだけでは伝えられないこともあったり、あまりにも近すぎて人物をそのまま出してしまうとプライバシーを侵害することもあります。なのでエッセイだけだと支えきれない要素を賄えるように小説や脚本を書くことでフィクションの世界の物語を綴っていった先に、結果的に私の弟や母が楽しい気持ちでいられるものを書いていきたいです。ヤングケアラーを支援する、助けるではなく、ヤングケアラーかもなという人が隣にいたときに、岸田さんの小説でこんなの読んだな、主人公がこんな行動してたなと思い出して行動が変わるとか、 誰かに影響を与えることができたらなと思います」と話していました。 奈美さんのエッセイを読んだ人からは「大笑いをしながら…泣きながら読みました!」「気持ちが救われました!」「奈美さんの行動力、ユーモアは天才です!」などたくさんのコメントが寄せられています。 「人生はひとりで抱え込めば悲劇のまま、でも人に話して笑わせれば喜劇になる」そうした思いで日々の出来事を書き続けている奈美さん。温かい言葉には、自然と惹きつけられます。これからもたくさんの人を笑顔にしていくことでしょう。
ほ・とせなNEWS