見たことない“進化系せんべい”「ゆのせん(梅月堂)」って? 100年以上愛される銘菓から生まれたお菓子を実食レポ!
まじめ×トキメキのエッセンスで山椒にも新たな進化が
ゆのせん「山椒」ゆのせん「山椒」は、3種の中で、ゆのせんのもととなった湯之元せんべいを最も受け継いでいるフレーバー。サイズを小さくしてひと口大に、また、山椒の量を少し減らすことで初めて食べる人でも楽しみやすいお菓子にしたのだそう。「ゆのせんは、この会社で先祖代々続くまじめさと、ワクワクするような驚きやトキメキを提供したいという発明の文化から生まれたお菓子です。山椒は日本で古くから使われているスパイスであり、日本のトラディショナル・ハーブだと言えます。ゆのせんの山椒を食べたお客様が湯之元せんべいを食べてみたいと思ってくださったら、とても嬉しいです」山椒は刺激が強すぎず、シンプルな素材の分、生地自体の美味しさがしっかり感じられる仕上がり。大人も子どもも一緒にシェアできる、穏やかな主張のハーブと小麦のハーモニーを楽しめます。1枚1枚のトップに山椒の葉が飾られていて、見た目の可愛さにも胸キュン!
“明日からまた頑張ろう”と思えるお菓子を
ゆのせんの開発には、2年もの歳月がかかったそう。石原さんは、「連想ゲームのような発想で考案しました」とその経緯を話します。「湯之元せんべいは山椒を使っており、山椒は英語で“ジャパニーズ・ペッパー”と呼ばれるハーブでもあります。そのため『ミントもハーブだし、チョコミントにしても美味しそう』とミントを、頑張るオトナのイメージからコーヒーを使ったフレーバーを考えました。開発は、味はもちろん、商品のサイズ感や形、ネーミングやパッケージの作り込み、トラブルに対する熟慮など『生みの苦しみとはこういうものか』と感じさせられることの連続でした。ただ、梅月堂のこのお菓子を手に取っていただいた方が『ああ美味しかったな。明日からまた頑張ろう』という気分になってもらえたら嬉しいです」伝統を受け継ぎつつ、新たな素材やテーマで再構築されたゆのせん。実店舗のほかオンラインショップでも購入できるため、ぜひ一度試してみては? About Shop 梅月堂 鹿児島県日置市東市来町湯田3320 営業時間:10:00-16:00 定休日:日曜 ※ほか臨時休あり
ウフ。編集部 磯部美月