<高校野球>広島新庄の迫田監督が退任 「チームに力がある時に引き渡したかった」
新型コロナウイルスの影響で中止になった今春の第92回選抜高校野球大会に出場を決めていた広島新庄の迫田守昭監督(74)は1日、3月31日付で退任し、後任に宇多村聡コーチ(33)が就任したことを明らかにした。迫田氏は「年齢的なことがあり、後進も育っている。チームに力がある時に引き渡したかった」と話した。 迫田氏は広島市出身。捕手として広島商、慶大、三菱重工広島でプレーし、監督として1979年の都市対抗野球大会で初出場初優勝した。2000~06年に母校を率い、2度甲子園出場。07年秋に広島新庄の監督に就任し、今春のセンバツを含む4度の甲子園に導いた。左腕育成に定評があり、田口麗斗(巨人)、堀瑞輝(日本ハム)を育てた。 宇多村氏は広島商監督時代の教え子で、捕手として04年夏の甲子園に出場。東洋大卒業後の09年からコーチを務めていた。【石川裕士】