新年初戦が“宿敵”マンU戦! リヴァプール指揮官「ユナイテッドの状況を知らないわけではないが…」
リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が5日に本拠地“アンフィールド”で行われるプレミアリーグ第20節マンチェスター・ユナイテッド戦へ意気込みを語った。5日、クラブ公式サイトがコメントを発表している。 スロット体制1年目となった今季のリヴァプール。前任のユルゲン・クロップ監督による長期政権からの移行で不安視されることもあったが、蓋を開けてみれば今季ここまで公式戦1敗のみ。1試合未消化ながらプレミアリーグで首位に位置し、カラバオ・カップでも準決勝まで進出、チャンピオンズリーグ(CL)でも開幕6連勝で首位に立つなど、すべてのコンペティションで圧倒的な成績を見せつけている。 破竹の勢いで駆け抜けた2024年についてスロット監督は「ここに来てからまだ半年しか経っていないが、リヴァプールが素晴らしいクラブであると既に知っている」とクラブの偉大さを実感していることをコメント。さらにサポーターについて「ここ最近は、サウサンプトン、トッテナム、ウェストハムと遠征が多かったが、常に印象的だったのはアウェイの大きな声援だった。繰り返しになるが、これは決して当たり前のことではない」と、サポーターの支えに深謝を述べた。 タイトル獲得に向けて重要なシーズン後半戦初戦の対戦相手は“宿敵”マンチェスター・ユナイテッド。今季は首位と14位で大きく順位の差が開き、直近戦績ではリヴァプールがマンチェスター・ユナイテッドに対して2連勝中であるものの、これまで幾度も熱戦を繰り広げてきた。 “ノースウェスト・ダービー”とも称される伝統的な一戦を前にしてスロット監督は「リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドのライバル関係は、世界中の人々が知っているものであり、その主な理由は、両クラブの歴史と成功、そして両クラブの間で行われる試合の質である」と、重要な試合であることを強調。相手が不調なことに関しては「ユナイテッドがこのところ厳しい状況にあることを知らないわけではない。しかし、順位表に目を奪われ、それだけで今日何が起こるか結論を出そうとする誘惑に駆られる人もいるだろう。私にとっては、それは間違いでしかない」と、コメント。一分の隙をも見せない姿勢を示した。 最後に折り返しとなった今季について「厳しい仕事は昨年の夏に始まったので今から始まるわけではないが、今から楽になるわけでもない。我々の最大のライバルとの今日の試合をはじめ、まだまだ多くの課題が待ち受けているが、これまで通り我々は共にそれらに立ち向かうつもりだ」と、締めくくった。 注目の“ノースウェスト・ダービー”はリヴァプールの本拠地“アンフィールド”にて日本時間6日の1:30にキックオフとなる。
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