「帰ってきてよかった」広島から復帰したUターン戦士・宮原勇哉がエスポラーダで過ごす幸せな時間|フットサル
10月27日、北ガスアリーナ札幌46にてFリーグ2024-2025 ディビジョン2の第12節が行われ、エスポラーダ北海道とアグレミーナ浜松が対戦。北海道が5-2で勝利した。 【映像】次世代GKの神セーブ!元日本代表&初代リーグ得点王も大絶賛! 鈴木裕太郎による同点ゴールから3分後、再びホームアリーナに歓喜をもたらしたのが宮原勇哉だった。27分、斜めの動きでフリーになってパスを受けると、鮮やかなループシュートでGKの頭上を抜いた。 F2の広島エフ・ドゥでの2シーズンを経て、北海道に復帰。日本代表候補に選ばれたこともある実力者は、F1昇格を目指すチームの中心選手として活躍している。 「本当に幸せなシーズンを過ごせています」。一度離れたことで改めて感じる、地元のクラブでプレーできる喜びを語ってくれた。
我を忘れるぐらい……
──宮原選手の3点目が決勝点となりました。 もともと第1ピリオドを通して左利きのピヴォの山田(優介)選手が右に流れたら、相手のフィクソがついてくるから、左アラのスペースが空きやすいと感じていました。第1ピリオドはアイソレーション(意図的に孤立してドリブルを仕掛ける)が多めだったのですが、山田選手が下がって4枚が並んだ状態にして、左アラにジアゴナール(斜めに抜ける動き)で出ていくのが、きれいに決まりました。 ──GKとの1対1でループシュートで頭の上を通しましたが。 相手のGKが大きくて、面をつくってくるイメージがあったんです。構えが低くなる瞬間を狙って、頭の上を越えれば決まるだろうなと思っていました。ポストに当たったあとは「念」です。入ってくれーと(笑)。もう、久々に我を忘れるぐらいうれしかったです。 ──第1ピリオドがうまくいかなかった要因は? 浜松の金井(一哉)監督はエスポラーダに長く携わっていたので、何かしら仕掛けてくるとは思っていたのですが、キックオフからのパワープレーも含めて、僕らのプランニングとは別のことが起きて、そこに順応するのに時間がかかってしまったという印象です。 ──“室田セット”と“宮原セット”では戦い方は変わる? チームとしての基本ベースはありながら、個人の特徴を生かしていこうと話しています。室田選手のいるセットは、室田選手がボールを持ってドリブルを仕掛けたり、ピヴォに当てたりする攻撃がメインです。僕の方のセットは、ピヴォの山田選手も含めて、みんなで動き回りながらスペースを突いていくことが多いです。