ボクシング・加藤光、全日本Vで現役引退「ここで区切りを」 22年アジア選手権銀メダル
◆ボクシング◇全日本選手権 最終日(1日、東京・ひがしんアリーナ) 女子ミニマム級で加藤光(東洋大)が2年連続3度目の優勝を飾った。決勝で後生川憧(同志社大)に2回1分34秒でRSC勝ち。試合後「大学卒業とともに引退することは決めていた。ここで区切りをつけようと」と現役引退を表明した。 中学1年で始めた競技生活で最も印象に残っているのは、銀メダルを獲得した22年アジア選手権。左肘を痛めて無念の棄権となった決勝を「けがをしてでも出ようと思ったけど、周りの方に止められて」と振り返り、「そこでけがとともにいろんな経験をして成長できた」。1階級上の50キロ級で目指したパリ五輪には届かなかったが、「考えれば考えるほど深い競技。いかに自分が成長できるかを考えるのがすごく楽しかった」とすっきりした表情だった。 大学卒業後は一般企業に就職し、パーソナルトレーナーを務めながら、ボクシングの指導にも関わっていく予定だ。
報知新聞社