新型ブガッティ「トゥールビヨン」登場!8.3リッター自然吸気V16エンジンは機械工学の芸術に対する愛の宣言である!
エンジンもまた視覚的な芸術作品であり、ディスクやカバーなしで搭載されている。82mmの4つのスロットルバルブは、それぞれが彫刻だ。全く同じ長さのマニホールドも同様で、視界から隠されているが、その美しさゆえに実際には見えるはずである。
システム出力1,800馬力!
個人的には、全長約1m、重さ252kgの16気筒エンジンのみで成立させて欲しかった。とはいえ、「ブガッティ トゥールビヨン」がこのエンジンに3基の電動モーターを搭載するのは理解できる。2基は600馬力の電動フロントアクスル用で、もう1基はデュアルクラッチギアボックスとエンジンの間に搭載され、さらに200馬力を発揮する。これは「シロン」より300馬力、「シロン スーパースポーツ」より200馬力高い。 新しいのは、「トゥールビヨン」が電気駆動も可能なことである。これは、約25kWhの容量を持つバッテリーによって可能になったもので、センタートンネルとその後方にT字型に配置されている。電動モードでは、800馬力のパワーが4輪に供給される。驚くべきことに、機械式リバースギアはもはや必要ない。この仕事は電動モーターが行う。お望みであれば、燃焼エンジンだけで「トゥールビヨン」を駆動することもできる。この場合、1000馬力が後輪に供給される。
0-400km/h加速25秒!!!
0-100km/h加速が2秒、0-200km/h加速が5秒以下、0から400km/hまでの加速タイムが約25秒!!!まさにクレイジーだ。電動モーターとバッテリーによって約300kgの重量増があるにもかかわらず、「トゥールビヨン」は1,995kgの「シロン」とまったく同じ重量だという。しかし実際には、4基のターボチャージャーやインタークーラーなどが省かれたことで、エンジンだけで約150kgの軽量化が図られているのだ。
サウンドの面でも、「V16」は2005年から設定されている「W16」に勝る。スタジオで新開発V16エンジンを始動させるのはまだ早かったが、テストベンチで録音されたオーディオファイルから、250名の「トゥールビヨン」の顧客が何を期待できるかを知ることができた。 ウェイストゲートのヒス音だけが邪魔をする、「W16」の鈍いゴロゴロ音の時代は終わった。「トゥールビヨン」はまったく異なるキャリバーなのだ。高回転型V8と大排気量V12をミックスしたようなサウンドだ。レブリミットの9000rpmまで、エンジンはサウンドトラックに残る音のスペクタクルを提供する。これはブガッティオーナーにとっての嬉しい変化となるだろう。
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