キリアン・エムバペの契約・年俸・純資産まとめ|彼の移籍によってPSGが大金を節約できるワケ
エムバペの獲得にはいくら必要?
今夏にエムバペと契約を結ぼうとすれば巨額の資金が必要であることは間違いないが、現在の年俸と同等かそれ以上になる可能性は低い。 現在彼がPSGで毎年7500万ユーロ(約120億円)を稼いでいることをふまえると、レアル・マドリードは2年前に提示した2600万ユーロ(約41億6000万円)の年俸より魅力的なオファーが必要になるだろう。 『BBCスポーツ』の報道によれば、エムバペはレアル・マドリードが提示した年俸1500万ユーロ(約24億円)の新たなオファーに同意したようだ。年俸の減額分は、5年間で支払われる1億5000万ユーロ(約240億円)の契約金で埋め合わせる。また、ラ・リーガのトップクラブでは珍しくない一部の肖像権の保有も含まれているとのこと。 エムバペは、現在のPSGとの契約に匹敵するオファーを出せるクラブがヨーロッパにほとんどなく、国家所有のクラブくらいしかそれに近づけないことを知っているはずだ。さらに、スペインのクラブが守らなければならない厳しい財政的制約を考えると、レアル・マドリードへの入団は年俸の大幅ダウンを意味するかもしれないが、世界有数の象徴的で知名度の高いクラブでプレーする間の肖像権やボーナス、その他の支払いなどを含めると、差を埋め合わせる方法はある。BBCスポーツはこの点を明確にした。 現在のPSGでの年俸と同等かそれ以上を払える余裕があるのは、サウジアラビアのクラブだけだろう。マンチェスター・シティでさえ、それには遠く及ばない。最も年俸の高いケビン・デ・ブライネやアーリング・ハーランドでも約2450万ユーロ(約39億2000万円)であり、エムバペのPSGでの年俸のわずか3分の1なのだ。 だが『フォーブス』の報道によると、エムバペは昨年夏にサウジアラビアのアル・ヒラルから届いた年俸およそ7億ユーロ(約1120億円)の破格のオファーを断ったという。