「殺せ」チャントに抗議 セルビア、EURO途中棄権も辞さず
【AFP=時事】19日に行われたサッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)グループBのクロアチア対アルバニア戦で「セルビア人を殺せ」と歌うチャントが起きていたとして、セルビアサッカー連盟(FSS)のトップは20日、大会を途中棄権することも辞さない姿勢を示した。 【写真】EUROで「コソボはアルバニアだ」と書かれた横断幕を掲げるアルバニアのファン(他全3枚) FSSのヨバン・スルバトビッチ(Jovan Surbatovic)事務局長は、国営セルビア放送RTSに対し、国が当局に対応を要請したと述べた。また、連盟側は「大会の出場続行をやめてでも」、欧州サッカー連盟(UEFA)に制裁を求めていく意向だとした。 UEFAも声明で、クロアチア対アルバニア戦で「サポーターによる人種差別あるいは差別的行為の可能性」があったとして、調査を開始したと発表した。さらに、アルバニア代表のミルリンド・ダク(Mirlind Daku)に「不適切な行為があった疑惑に関連」し、調査を始めたと明らかにした。 セルビアメディアによると、ダクはセルビア人とマケドニア人に対するチャントを先導したと伝えられている。【翻訳編集】 AFPBB News