ダービー馬ダノンデサイル 戸崎圭との新コンビでAJCCへ 有馬3着から短期間での出走で変化に期待
昨年のダービー馬で、有馬記念3着のダノンデサイル(牡4歳、栗東・安田)がAJCC(26日・中山、芝2200メートル)に向かうことが4日、明らかになった。管理する安田翔伍調教師(42)=栗東=が公式Xで発表した。鞍上は主戦の横山典ではなく、戸崎圭との新コンビで臨む。 有馬記念後、放牧に出ず在厩で調整が続けられていた同馬。安田師は「有馬記念は3着になったものの春に感じていた走りとは程遠く重苦しさが見受けられ横山典弘騎手も同意見でした。何か変化をもたらすために3歳時にはなかった短期間での出走で変化を求め、またその反応を知りたいという意図で出走を決めました」と今回の異例のローテについて説明した。 デビューから手綱を取っていた横山典から戸崎圭に乗り代わることについても「横山典弘騎手は先約がある事と、レースにおいて新しい意見を求めるという意図から次走は戸崎騎手に騎乗してもらいます。横山典弘騎手も理解してもらった上での戸崎騎手の依頼でありコンビを解消するものでもなくダノンデサイルのパフォーマンス向上を目的とした決断です。横山典弘騎手とも話しましたがこの決断を含めダノンデサイルが更に成長するために様々な事を試していこうと相談して戸崎騎手に依頼しました」と詳細に説明した。 ダービー馬が翌年のAJCCに出走するのは、99年のスペシャルウィーク以来2度目(グレード制導入後)。