「リバプールが手放す可能性がある」欧州カップ戦出場を目指すフルアムが遠藤航に関心 不遇を強調する指摘も「スロットの下では不適合」
プレミアリーグのフルアムが、1月の移籍市場において、リバプールに所属する遠藤航の獲得に動くと、イングランド国内メディアにより報じられている。 【動画】遠藤航がさすがの存在感!マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたサウサンプトン戦のプレーを見る 英紙『Daily Mail』が遠藤に対するフルアムの動きを伝えており、これを受け同じく現地メディア『TEAMtalk』も遠藤の去就に関する特集記事を現地時間12月30日に配信した。 『TEAMtalk』では、今季のフルアムの状況について説明しており、「現在プレミアリーグで8位と躍進中のマルコ・シウバ率いるフルアムは、欧州カップ戦の出場権争いに本格的に加わっており、戦力を強化するための補強を検討しているとされる。フルアムが欧州カップ戦に出場したのは2011/12シーズンのヨーロッパリーグが最後だ」などと綴っている。 その上で同メディアは、「攻撃陣の補強を目指している他、中盤の層を厚くするための補強も考えており、そこでワタル・エンドウの名前が挙がったようだ」と論じており、その上で遠藤のこれまでのプレーについて言及。「エンドウは今シーズンのプレミアリーグで一度も先発出場しておらず、ほとんどの出場機会は試合終盤の途中出場に限られている。さらにはリーグカップ準々決勝のサウサンプトン戦では、本職ではないセンターバックとして起用された」として、昨季より激減した出場時間など現在の起用法を振り返っている。 さらに、今季リーグ戦最長出場時間となった第19節ウェストハム戦の内容には、「リバプールがすでに4-0とリードしている状況で途中出場し、30分以上プレーした。しかしこれは、フラーフェンベルクがイエローカード1枚で出場停止の危機にあったため、温存策としての交代だった」などと指摘。アルネ・スロット監督率いるリバプールの中で、微妙な立場であることを強調する。 同メディアは今後について、「現在、スロットの下で不適合と見なされているエンドウに対し、フルアムからの大きなオファーが届けば、リバプールが来月手放す可能性がある」と見通している。リバプールでは出場機会が限られているとはいえ、これまでも他クラブの獲得候補として名前が挙がってきた遠藤。間もなく冬の移籍市場が動き出す中で、まさに注目を集める存在となっている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]